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杖の如く

作者: makerSat

 コンビニにて甘い甘いお菓子を購入した少年。しかし、彼が向かった先には、甘さなど欠片もなかった。

「よぉ。よく逃げずに来たな」

 ガラの悪い少年たちが、線の細い少年を睨みつけている。

 ふぅ。

「今逃げて、放課後に待ち伏せでもされたら堪らないし」

「お前みてえな奴がうちのナンバー2をやったなんぞ信じちゃいねえが…… ただの噂でも無視できん。悪く思うなよ?」

「はいはい」

 ぱか。

 菓子箱を開け、少年はソレを1本取り出す。そして――

 ドオオオオォンっっ!!

 爆発が起きた。闇夜が業火で照らされる。

「なななな、何だソレは!」

「魔法」

 ぽりッ。

 菓子を口にしながら、少年が言い切った。

 しゅッ。

 ドオオオオォンっっ!!

 彼がチョコレイト菓子をひと振りしたことにより、再び轟音が響く。

「……ぐっ……馬鹿、な……」

「ポッキー、舐めんなよ」

 ニコリと微笑み、少年は帰路についた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] オノマトペが印象的でおもしろく読むことができました。 [気になる点] ドオオオオォンっっ!!がチープすぎるのがちょっと気になりますが、味と言ってしまえばこの短編だけで言えばアリな気がしま…
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