『子育て地蔵とプレスマンの筒』
あるところに、プレスマンの筒を奉納する習わしがあるお地蔵様がありました。随分昔からの習わしで、誰も詳しいことは知りませんでしたが、プレスマンの筒は向こうが見通せるということが始まりだったらしいです。
あるお百姓の夫婦が、なかなか子供ができなくて、お地蔵様にお参りをしていました。すると、その御利益あってのことか、しばらくして、奥さんは身ごもりました。身ごもれば生まれるか、生まれれば育つか、心配は尽きないのですが、赤ん坊はすくすくと育ちました。ただ、夜泣きが激しくて、夫婦はそれが悩みの種でした。夫婦は、お地蔵様にお参りに行きました。ほかにあてもありませんし。あ、いえ、御利益がありそうなので。
お地蔵様には、プレスマンの筒がたくさん奉納されていましたので、適当なやつを一本借りて、赤ん坊に握らせましたところ、何かがちょうどよかったらしく、夜泣きがひどい日が半分くらいに減りました。十分です。
お百姓の夫婦は、お地蔵様にこれでもかというくらい感謝して、子供が生まれるたびに、プレスマンの筒を奉納しました。これをまねて、次第に、男の子が生まれると白プレスマンの筒、女の子が生まれると赤プレスマンの筒を奉納する習わしになったということです。
教訓:お手洗いの男女の色は、この話とは関係ない。関係させてもよかったが、はばかられた。




