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Ep.52

あくまでも、この物語での話です。

私たちの世界で流行ってる内容がこの世界では70年前に流行、受けた事になってます。

しかし(現在)アルテが生きてる時代では受けない、つまらない内容になってるらしく、『愛さない宣言』からの『撤回と溺愛』があり得ない、地雷になってる読者が多いそうです。

 メインイベントだったデビュタントが終わり、アルテ達は再び忙しい学園生活を送る事になった。

 2年生になってからは進学も視野に入れなくては行けない。またここからが本番とも言える、前にも言ったように…これまでの試験で一度も赤点、80点以下の点数を取らなかった生徒のみ卒業前に騎士や宮廷魔術士の試験を受ける事が出来る。去年よりも授業内容が難しくなってるので更に努力しなくてはいけない。

 また、社交界デビューを果たしたので学園外での社交界にも参加出来るようになった。

 進学せず、事業や社交界に専念したい生徒はこの時から1人で社交界に参加する…その為の授業もある。


 勉強と社交界、その他の必要な技術…体がいくつあっても足りないくらい毎日が忙しかった。


 そんな忙しい毎日を送ってると…気付いた頃には2年生が終わってた。


「……」


 まさに流れる早さで1年が終わった…記憶がほとんど無い。


 数日後には3年生だ

 学園生活も残り1年、アルテの処刑まで…残り1年。

 この1年で、シンシアとライフォードがアルテに絡んでくる事が減った。恐らく正式に婚約者となった事でアルテに、嫌われ者の悪女に時間を費やす事が出来なくなったのだろう。また彼の側近達も同じだった。皇太子と皇太子の婚約者の教育などで離れることが出来なくなったのだろう。デビュタントの後、ライフォード達は学校に来てないから…


 ただしヴィクトールは除く。彼のみ学園に通い続けてる。アルテの監視を命じられてるからだろう…

 未だにアルテの行動全てを見ている、アルテは慣れたのか存在してないモノと扱っている。


 プライベートまで監視されるのは気持ち良く無いが、無意味な事をさせて時間の無駄だと思わせるのも良いだろう

 アルテは着々と終活を進めていき、ヴィクトールは無駄な時間を費やしていく…

 最後に得をするのはアルテだろう、彼は損しかしない。ざまぁでは無いが自業自得だろう



 そして…3年生になったのと同時にアルテはヴィクトールに呼び出された。


 それは衝撃的な内容だった…

 ▲▽▲▽

 学園の魔の庭園にて…


「は?…今、なんて言った?」

「…お前の処刑は、白紙になった…」

「……はぁ?」


 アルテの人生を、未来を奪う宣言をしておいて勝手に白紙にするなんて…イカれてるのか?


 終活はほとんど終りに差し掛かってる中でのヴィクトールの発言だった。


 アルテは目の前の男を冷たい目で見る。対して彼は…弱々しくなっていた。


 去年のデビュタントでジェードに自分の元に来るよう言われて1年間悩んだのだろう。この国の皇太子の側近を辞めて他国に着くのは裏切り行為でもある。

 彼の発言から…彼はライフォードの側近を辞め、ジェードの元に行くのだとわかる…


「俺は…皇太子の側近を辞めたんだ…」

「はぁ…そう」


 目の前の男の対応に疲れてしまったアルテはそう返すだけだったが…少し腹が立ったので言ってやった。


「私、約束を守らない人嫌いなの」

「……」


 アルテはそれだけ言って背を向け庭園を去って行った。


 約束を守らない…アルテはよくある物語の王道な「考えが変わったから発言を撤回させてほしい」な展開も嫌いだ。


 簡単に言っておいて後から撤回などふざけてる…


 今の発言の意味は

 …処刑宣言したんだから()()()()()()()()()って事だ。



 今さら撤回など出来るわけ無いのだから


 物語の王道展開の1つ、愛さない宣言をしたが愛してしまったから撤回させてほしい…とあるが、何故撤回が許されると思ってるのだ?


 言われた側は永遠に覚えてるのだ


 たとえ相手が変わっても…アルテは絶対に許さない。もしアルテが言われた側ならならヴィクトールに言ったように「約束を守らない人は嫌いだ」と言って去るだろう。決して物語のような幸せなハッピーエンドにはならず、撤回を求めた相手から去るだろう…


 ……それが常識だ。


 何故物語は似た展開ばかりが受けたのだろうか…

 まぁ、現実ではあり得ない事が娯楽小説として描かれてるから人々に受けたのだろう…


 だが…それが受けたのは7()0()()()の事、今ではアルテのように「撤回からの溺愛はあり得ない」と感じる人々の方が多い


 一番多い感想は


『撤回するなら最初から宣言するな』だった。


 70年前なら受けてそのようなあり得ない展開も読者の心を揺るがす展開になっただろう、しかしもうその時代じゃない…


 別にアルテはそのような物語は嫌いだが、特別嫌いって訳じゃない。

 ただ…その展開ばかりが増え、面白味が無くなりつまらないって感想になったのだ。



 ヴィクトールに処刑される事は無くなっても、第三の刺客からの攻撃は残ってるまま


 このままでは、彼が処刑宣言を撤回してもヴィクトールではない相手に殺められるだけ


 人が変わっただけ、状況は何も変わってない

最後までありがとうございました。


面白かった、面白くないからもっと努力してと思っていたら下の星、評価をお願いします。

星1つでも嬉しいです!



作者の励みにもなります!


次の更新も気長にお待ちください

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