6/8
4月19日
「くしゃ…」
五郎は頭を母さんに嗅がれて冗談混じりに臭がられた。
「俺、干されたい。干されたい。」
「乾きたい。乾きたい。」
五郎がちょっと怒っている。怒っても短い手足が少しバタバタするだけで全然怖くないし、むしろ可愛い。
日向ぼっこしたら、いい匂いになるから…この頃、お天気予報を見たり、空を見たりしているが、なかなか晴れ間がなかった。
久しぶりに晴れたので、次郎と五郎は時間は短くなるかもしれないが、日向ぼっこすることにした。雲を見かけたら家に入ろうってことで。
2人とも、ベランダにでて太陽の光を浴びて気持ち良さそうにしていた。
この日は太陽が見えた時間が、1時間くらいだったけど、2人は気持ち良くなって家に帰ってきた。五郎は臭くなくなった。