表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

3月1日朝

眠い眠い眠い

ドスドス 布団の中でくるまっていると隣りから一緒懸命に揺さぶってくる感覚がした。眠い〜まだ布団から出たくない〜と布団の隅っこを両方身体に惹きつけてこもってしまう。

「もう時間やで」

ちょっと怒り気味な声が聞こえてくるので仕方なしに起き上がって用意し始める。

ぐうたらな母さんと五郎は布団の中ゴロゴロして出てこない。

次郎が「朝やぞ、起きろ」と言ってトントン母さんの肩を叩く。

仕方なく眠い目を擦りながら母さんが五郎と一緒に起き上がった。

次郎が「ゔっん」と言って頷く。やっと皆んな起きたか、と言った安堵の声だった。

母さんは朝の支度を始めた。

「もー、いっつも遅いなぁー、早く起きろよ」

「母さんと一緒に起きる、起きるー」よく分からないダダを五郎がこねていいる。いつもの事だ。

母さん、母さんて、起きなさーいって毎朝、起こしてくれる人だということは何となく知っているが、この家の朝は俺つまり次郎が起こす。なんたって次男坊。兄弟の中では2番目に偉い。皆んなの面倒を見てる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ