今の私を整理しよう②
まず種族!
?????になっているけど、人間じゃないの?
体力と魔力が無限大って、よっぽどのことがないと死なないってことよね?
それに全魔法レベルMAXって!
そして液体魔法とはなんぞや!
漫画とかゲームとかは詳しくないけど、ライトノベルは何冊か読んだ。
でも、そんな魔法は見た事なかった。
フリッグという名前は、多分私が出会った女神様ことよね。
スキルがてんこ盛りもびっくりだけど、神の図書館【タブレット型】って、ようは電子書籍ってことよね。
すごく気になるけど、まずは先を読むことにした。
『まずは邪魔者が入って来ないように結界をはりましょう。魔法発動条件は強いイメージ。これは貴女限定で全ての魔法に共通するものです』
邪魔者って、この家の人の事よね?
確かに様子を見に来られたら面倒臭いわね。
私は家と庭を透明の箱に入れて蓋をするイメージで結界をはってみた。
目に見えるものじゃないから成功しているか分かり辛いわね。
スキルの鑑定とか使ったら分かるのかな?
窓の所へ行き、既に日が沈んで暗くなった空を見ながら検索機能を使うイメージをすると『強固な結界あり』と脳裏に文字が浮かんだ。
「お腹空いたな」
時計が無いから時間が分からないけれど、夕食時間になっているだろう。
無限収納って何か入っているのかな?
箱の中を見るイメージをするとリストが脳裏に浮かんだ。
この世界での一般的なパンというのがあったので出してみた。
黒くって円く平たい物が出てきた。
見るからに硬そうだ。
数は無限大になっているので、とりあえず飢えずにすみそう。
食器や調理器具も入っていた。
色んな種も入っていて育てるのが楽しみだ。
野菜に薬草や香草に果物、花の種と色々ある。
種芋である根菜に豆類や穀物は、そのまま調理して食べられそう。
こちらの数も無限大だし安心して使える。
無限収納からマグカップを取り出して魔法で水を満たす。
パンを齧ってみると思っていた以上に硬い。
子供の歯だから、余計にそう感じるのかも。
発酵させずバターも入っていない感じで、仄かな塩味のみ。
粗食に慣れている私でも美味しくない。
スープがあれば浸して食べるんだけど、水でやると余計に不味そうだしな。
液体魔法でスープとか出るかな?
無限収納から小さめの深皿とスプーンを取り出した。
ビーフシチューを想像してみる。
……うん、出ないね。
コーンポタージュを想像してみる。
……うん、これも出ないね。
今度はコンソメスープを想像してみる。
わ、出た。
具が無いけど。
なるほど、液体しか出ないから具が無いのね。
で、粘度の高いものはでないと。
一口飲んでみると温度も丁度良い。
パンを浸して食べてみる。
まあ、これなら食べられそう。
お腹が一杯になると眠くなってきた。
今日はもう寝てしまおう。
寝室を探すのも面倒臭いので部屋の隅にあったホコリまみれのソファーに身を横たえた。
女神様、お休みなさい。




