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ダンジョンの私有地?

気がつけば1年も過ぎていました。(°▽°;)ヤバッ

ボチボチ再開します。


また、お付き合い願えれば幸いです。

「うふふふ」


思わず笑いが零れる。


ダンジョンの私エリアの草原に寝転がって空を見上げる。

ダンジョンの中なのに空があるって不思議だよね。

一応夜にもなる。


タケルさんが建ててくれた家は2階建ての西洋風の屋敷。

今住んでいる家と同じくらいかな?

外から見たことが無いから感覚的なものだけど。


【神の図書館】で海外の家が載っている写真集を見て気に入った物を念写してタケルさんに見せて参考にしてもらった。

白い壁に煉瓦色の屋根。

タケルさん以外は誰も来ないので低い生垣で周りを囲んだ。

生垣もいらないと言えばいらないけれど、庭園を作りたいので境目として作った。


そこから離れた場所に乳牛用の牧場と雌鳥用の鳥舎を作ってもらった。


作ってもらった………?


使うのは基本的にはダンジョンの料理屋さんだから、「作ってもらった」という表現は違うよね?


何時もは卵とミルクをドロップする魔物をタケルさんが倒して手に入れていたけど、私のレシピを使うようになって大幅に足りなくなってしまった。


そんなわけで牛と鶏を私が手に入れてきて、ここで飼育しているというわけだ。


因みに子供の姿で大量買いは目立つのでタケルさんが持っていた姿替えの魔道具を貸してもらった。

着けたら大人の男性の姿に変身した。

それも物語に出てくるモブっぽい商人姿。

モデルは誰なんだろう?


変身と言っても自らの魔力を纏って変質させているので大人が子供の姿に変わることはできないそう。

魔力量もかなりいるが私には問題無い。


家畜の世話はゴーレムやツリーマンがしていて、定期的にタケルさんの人造人間(ホムンクルス)が仕入れにくる。


因みにダンジョンマスターの能力を使って牛や鶏等の家畜は生み出せないそうだ。


普通に作物や海の幸が生み出せるのに家畜は駄目だなんて不思議だよね。


「家畜のいるエリアを作ればいいのに」


以前そう聞いた時、タケルさんは首を振った。


「俺は外には出られないから牛を買いに行けないし、ダンジョンマスターの力では魔物以外の動物を生み出すことができないから」


その言葉に首を傾げた。


だって、海には普通の魚が捕れるのだし、普通の作物だって採れる。

なのに何故なのか?


あと、洋館から少し離れた場所に和式の屋敷もある。

何でもタケルさんの生家を模して作ったらしい。

大きな屋根瓦の屋敷に広い庭。

道場まであるのだから、良いとこの子供だったようだ。


家や塀は作れるけど、庭を作ることは無理らしく、庭はタケルさんのスマホに残っていた写真や画像を参考にして私が造った。


今までは庭を造るという作業が必要なかったので、そういうことができる人造人間(ホムンクルス)がいないそうだ。


確かに、ダンジョン内に庭付きに家を建てようなんて普通なら考えないもんね。


中は台所と居間以外は手をつけていない。

基本的には、元の家に帰るし。

気が向いた時に少しずつする予定。


家畜を仕入れてきたお礼にタケルさんの次男さんが書いた魔道具作りのレシピを貸してもらった。

【神の図書館】にインストールするので数分だけど。

実現化したもの、構想だけのもの、何だかんだで50冊くらいあった。

凄い情熱だ!


今は【神の図書館】の機能で、カテゴリー別、五十音順に並べられた目次を確認中!


へえ、スマホも作ろうとしてたんだ。


中を見てみたら構想を練っただけのもの。

父親の大事な魔道具なので分解できなくて残念とメモが書いてある。

彼の鑑定能力では判定不能だったようだ。


修復の時にみたから、多分作れるけど。

相手はタケルさんだけだしな……。

テレビ電話的に使ってみる?

雷竜の魔石も残ってるし、作ってみちゃう?


因みに魔道具は「付与型」と「魔法陣型」がある。

「付与型」は付与師が作ったもの。

「魔法陣型」は、魔法士や魔術師が魔法陣を描いて作ったもの。


「付与型」は付与する属性の素質や技術と魔力が必要で「魔法陣型」は正確な魔法陣を描く技術と魔力か魔石が必要となる。

ただ、能力に個人差があるので誰もが魔道具を造れる訳では無いし、作れても種類は多くない。


私が持っている転送用魔道具は魔法陣型だ。


「付与魔法型」は防具や剣など、身につける物や小物に多く、「魔法陣型」は大きめの物に多い。


スマホは、名付けるなら「回路型」かな?

機械だから、こっちの理とは違う原理で動いているみたい。


例えるなら、極小の金属に簡単な付与をしたものを色々と揃えて、それぞれを連動させるように伝達させることを付与した金属で繋ぐ。

元が機械だからだろう、起動させる為に雷竜の魔石が必要となる。

という感じなのだと思われる。


付与に適した金属を使うので種類は様々。

開発するには連動させたら、どうなるのか予測し調整するという作業が必要なるだろう。

こんな面倒臭い構造の魔道具を作ろうと思う者はあまりいないと思う。


他にも、こんな魔道具があるのかな?


私も一から開発しようとは思わないが、他にもあるかもしれない「回路型」の魔道具を分析して繋げたら面白いかも!


そんなわけでサックと作ってタケルさんのスマホに繋がるよう念じてみれば、びっくりして慌てふためいた顔を画面越しに見られて面白かった。



「すぐに行く」


そう言って通信を終えたタケルさんが目の前に現れたのは数秒後。

ダンジョンマスターであるタケルさんはダンジョン内のどこへでも瞬間移動ができる。

予め知っているから驚かないけど、現れた途端に両肩を捕まれ揺さぶられたのには驚いた。


「なんで? どうして?」


そう言いつつ揺さぶる。


激しくて喋れません。


クオンがタケルさんの顔に張り付いて助けてくれた。


「どわぁ!」


という声とともにタケルさんが倒れる。

床に頭をぶつけたっぽいけど、絨毯があるので大丈夫でしょう。

人間じゃないから死ぬわけではないし、問題無し?


「作った」


正確には複製したが正解かな?


鑑定で構造は解っていたし、材料があれば練成すればいいだけ。

練成がますます進化してるのよね。

もしかして錬金的な錬成なのかもだけど。

便利ならなんでも良し!


「どうやって繋げるんだ?」


自分のスマホを取り出して眺める。


「繋げたい人を念じるだけ。まあ、一度繋いでるから、個人登録もできてると思うけど」


「あ、確かに!」


電話帳の部分を見れば登録されている。


「メール的なものもできるよ」


「こんにちは」とだけ入力して送信。

電子音がなってタケルさんに届く。

試しに動画を撮って送る。

問題無いようだ。


「今度、どっかに行ったら画像か動画を送ってくれたら嬉しい」


ダンジョンの外に出られないタケルさんは、今の外の様子がどんなのか興味があるようだ。


私の行くところは限られている。

元々タケルさんの治めていた領内のみだ。

それでも数百年経てば様変わりしているだろう。

でも、真新しいものがあるかな?

いっその事、王都にで行ってみる?



新しく書きたいことができてきたので再開です。


現在、スマホ依存的なので更新は相変わらず遅いと思われます。


時間が足りない。

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― 新着の感想 ―
おお、ご無事(?)でよかった~、またごゆっくり~!
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