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栄養剤と鏡を作ろう!②

次の日、さっそく栄養剤と鏡を作ることにした。

口に入るものなので台所で作ることにした。

材料を無限収納(インベントリ)から出しているとクオンの鳴き声がした。

クオンは女神様が言ったように神様に近いようで魔法が使えるようだ。

体を浮かせたり、転移したりする。

初めてそれを見た時は吃驚した。

本に書いてあった言葉を借りるなら神獣という存在みたい。

私が何か始めると、いつの間にか現れて私の作業を興味津々に観察している。

終わると何故だか満足そうな顔をする。

面白いのかな?

時々、ベッドの中に潜り込んで来ることもある。

もふもふが味わえて嬉しいけど、寝返りをする時に潰してしまわないか怖い。

神獣が私の体重ぐらいで潰れるほど弱くはないとは思うけど、か弱い子猫にしか見えないから、どうしても心配してしまう。

だから、ベッドに潜り込む時は私が寝てしまってからにしてほしいとお願いしている。


クオンは作業台に乗って、少し離れた場所で観察を始めた。


薬師ギルドの作り方と錬金術師ギルドの作り方を並べて見た。

薬師ギルドの作り方は材料を鍋に入れて煮出す方法。

途中で魔力を注ぎながら掻き混ぜると効能が良くなるそうだ。

どの属性の魔力でも良いそうだが、水や聖や光がお勧めだと書いてある。

錬金術師ギルドの作り方では材料はそう違いは無いが錬金スキルで抽出する。

こちらはスキル発動時に魔力を注ぐと効能が良くなるそうだ。

スキルの発動にも魔力がいるので、錬金術の方が魔力の消費が多い。

魔力の条件は同じ。

魔力無限大の私からすると、手間を基準に考えられる。

うん、錬金術の方が手軽に出来そう。


作り方にあるように材料を一箇所に集める。

この時に錬金釜を使うとスキル発動時に必要な魔力の消費量が軽減されると書いてある。

ラノベの挿絵で見たことはあるけど、この世界の錬金釜ってどんなのだろう?

案外、圧力釜みたいかもしれないわね。


スキルを発動させて魔力を注ぐ。

好奇心で水と聖と光を同率で注いでみた。

打ち消すのか相乗効果があるのか。

出来上がったのはピンクグレープフルーツみたいな赤っぽいピンクの液体。

使っている材料は緑のものが多いのに、何故この色?

と思いつつ味見をした。

見た目がジュースみたいなのに味はかなり苦い。

脳がジュースという認識をしているせいなのか苦味が強く感じるような気がする。

果汁や蜂蜜を混ぜて前世の栄養ドリンクみたいに炭酸で割るとか、粉状にして薬みたいに飲むか錠剤にしてみるか。

一番手軽に飲めるのは錠剤よね?

カプセルにするのもアリだけどカプセルを作るのは手間よね。

確かカプセルはゼラチンでできていて、その原料は動物系のコラーゲンだったはず。


まずは水分を抜いて粉状の栄養剤を作成。

そのあと、圧縮して錠剤にする。

溶け具合を見る為に少量の水をかけると、ラムネみたいな感じでホロっと崩れた。

このままだと口の中で溶けて苦そう。


錠剤と蜜の木の樹液を並べてスキルを発動させると前世のような白い錠剤ができあがった。

今度は水をかけても直ぐには溶けなかった。


鑑定の結果。

大人は3錠から6錠が適量。

子供の場合は1錠から様子を見て3錠まで。

即効性は無いので寝る前に飲むのが効果的。

疲労、眼精疲労、胃腸虚弱、肩こりに効果的。

肌荒れや小さな傷を癒す効果もあり。

飲む時は白湯がお勧め。


まずまずな効能!

錬金術で作ったものでも、一度作ってしまえば練成で完成する。

すごく便利!

纏まった数を作って瓶に詰めた。

普通の瓶で10個ほどできたけど、気に入らないといけないので、まずはお試しで渡すことにした。

せっかくだからステラさん達にも試してもらおう。

ステラさん達に各1個、領主様が2個で良いかな?

手紙と一緒に瓶を転送機に置いて魔力を流した。

転送完了!


鏡を作る前に昼食にしよう!

今日はたこ焼き。

この間、『メーア』で買った蛸がたくさんある。

口が小さいから食べやすいように小さく切って複数個入れることにした。

紅しょうがにネギに干し海老も入れよう!

たこ焼き用の鉄板は無限収納(インベントリ)の中にあった。

ソースは液体魔法で出したウスターソースに手作りケチャップと調味料を幾つか入れて煮詰めて作った。

それをたっぷり塗ってから魚粉をかけた。

青のりは残念ながら手に入らなかったので無し。

手作りマヨネーズと鰹節をかけたら出来上がり!

美味しそう。

残りは練成して大量に作ると女神様にお裾分け。

クオンが欲しがったので少し冷ましたものをあげた。

普通の猫と違って何でも食べられるけど、普通の猫のように猫舌なの。

何か「うにゃうにゃ」言いながら食べているのを微笑ましく見ながら私も食べた。

今度はお好み焼きを作ろうかな。


昼食のあとは鏡作り。

作業は庭ですることにした。

庭に出ると他の皆が集まってきた。

もふもふ、なでなで、ぷにぷにを堪能する。

危ないから離れた場所で遊ぶようにと言い聞かせたら、私の手作り玩具で仲良く遊びはじめた。

クオンだけは少し離れた場所で作業を観察していた。

クオンは私の傍によくいるけど、特別な存在なのだと分かるのか、他の子達がヤキモチを焼くようなことは無かった。

ただの飼い主という認識しか無いのかもしれないけど。


まずは硝子の砂を作る。

これは錬金術の初級の本に載っていた方法で作成する。

無限収納(インベントリ)から硝子の材料になる鉱物を取出して皮袋の中に入れた。

スキルを発動しながら振る。

子供だと大変だけど、身体強化があるから問題ない。

振る感触が変わったら中身を笊で篩うと透明の砂が残った。

これが硝子の砂だ。

この後は買った作り方の紙を広げる。


次は硝子の板を作る。

好きな大きさの枠を作り、その中に硝子の砂を入れてスキルを発動させるだけ。

至ってシンプルだけど、大きいとムラなく魔力を行き渡らせるのが難しいそうだ。

失敗すると硬度が足りなかったり、表面がボコボコしていたりするらしい。

使う硝子の砂の質でも出来上がりが違ってくるようだ。

表面を研磨して汚れを落としたら鏡用の塗料を塗るだけ。


塗料は『ゼネラル』というお店にあった。

大きなお店で色々な物が置いてあったけど、何屋かと聞かれたら困る。

ホームセンターぽいかな?

木材もあるし、お風呂もある。

台所用品もあれば、調味料もあった。

文房具もあるし、家具もある。

『よろず屋』が一番しっくりくるかな?

今度行ったら、じっくり見てみよう。


鏡用の銀色の塗料を塗って乾いたら、保護用の塗料を塗る。

それが乾いたら簡単には割れないように強化魔法をかけた。


完成した鏡は自分の部屋の壁に取り付けた。

鏡に写った自分を見つめる。

自分の姿を見るのは髪を切りに行った以来だ。

あの時よりも血色がよく、肉も着いてきた。

髪も艶々してサラサラだ。

足元ではクオンが不思議そうに自分の姿を見つめていた。


そろそろネタが無くなって来たので下書きに時間がかかる(;´Д`)


次は領主様の息子さんの話か領主様の話にしようかな?

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