栄養剤と鏡を作ろう!①
お久しぶりですm(*_ _)m
ずいぶん期間が開いてしまいました。
4月も半ばが過ぎ、季節は春。
暖かくなってくる季節ではあるが、時々寒い日もあるようだ。
年が明けて、領主様の新事業であるクッキーとジャム作りが本格的に始動し始めた。
それと並行して、材料となる小麦や果物を作る為の畑が拡張された。
その一部を魔力を含んだ作物を育てる実験用に利用するそうだ。
他にも魔力を与えて育てた牧草を食べさせた牛の乳を使ってミルクジャムを作ってみようと試みることになり、牧草地と牧場も作り、これらの場所は領主様の信用のおける人間が管理するそうだ。
通常の畑に関しては商業ギルドを通して働き手を募集している。
こちらは他の領や国の人間でも面接に受かれば問題無いとのこと。
調理ができる者も募集しているが料理スキルが高い人限定で且つ魔法制約に同意できる事が前提になっている。
魔法制約は制約した内容を関係者以外の者に話せなかったり、行動が制限されたりする魔法契約のことだ。
今日は、ジャムやクッキーを売る店が数日前にオープンしたと聞いて様子を見に来た。
販売しているのはミルクジャムと苺ジャムとオレンジマーマレード。
ミルクジャム以外は季節によって変わると聞いている。
クッキーはサックサククッキーと卵クッキーとラングドシャ。
アレンジでドライフルーツやナッツの入った物も販売している。
クッキーは1枚から販売していて、追加料金を払えばクッキーに少しジャムを塗ってもらえる。
人が結構並んでいたので中に入らなかった。
私の作るジャムやクッキーはダンジョン都市である『ラベリント』のみの販売となった。
納品は今まで通り、この街で良いということなので私的には問題無い。
今日は既に納品を済ませ、買い物も終えたので図書館に行くことにした。
図書館は街の中央広場の近くにあり、規模は前世で通っていた図書館の3倍ほど。
私が小さくなったので大きく見えているだけという可能性があるので断言はできないけど。
この図書館は平民も貴族も利用することができるようになっている。
ただ、貴族の中には平民と同じ空間にいることを嫌う者、逆に貴族と同じ空間にいることを嫌う平民もいるため、トラブルが起きないように貴族用に個室が用意されている。
貴族は基本的にその部屋を使い、読みたい本は従者に探させる。
本の置いてある部屋は幾つもあり、一部は貴族しか利用できない場所や特別な許可が無いと利用できない場所もある。
そういう場所は特別な鍵が施されていて、扉の横にある魔道具に特別なカードを翳すと開く仕組みになっている。
前世で言うところのカードキーだ。
貸出は、この街に住民登録されていればできるが、無ければ閲覧のみ。
なので、手っ取り早く【神の図書館】にインストールして家でゆっくり読む予定だ。
そうそう、【神の図書館】の機能を改めて見たら、形を変えることができると知った。
元々のタブレット型、腕輪型、ペンダント型、指輪型、イヤリング型。
その中の指輪型にして今日は身に着けている。
これなら本を持つだけでインストールできてるし、周りに不審がられる事も無い。
錬金術の初級を以前に買ったので続きがあるかと探せば、中級の本があった。
他にも気になる本を探すと薬系や魔法系の初級の本があった。
近くにいた司書の人に聞いてみたら、それ以上は貴族か特別許可が無いと入れない部屋にあるそうだ。
まあ、魔術の本は私には特に必要無いけど、どんなことが書いてあるのか興味があったから、ちょっと残念。
代わりに『スキル・魔法辞典』という本を手に取った。
どういう風にすれば発動するか等は書いていないが、この世界で確認されたスキルと魔法の説明が書いてあるだけの本だ。
横にある数字は取得できる目安のレベルだ。
もちろんゲームのように勝手に覚えるわけではないので素質と練習が必要となる。
発動の仕方は、貴族であれば家庭教師を雇って教えてもらうか学校に行って学ぶことができる。
錬金や薬の作り方も家庭教師や学校で学べる。
ただ、錬金はスキルがあることが大前提になる。
独学で学ぶならば、本で基礎を勉強してから各ギルドで販売している作り方や、やり方等を購入し練習して取得するという方法もある。
難易度が高いほど金額は高いそうだ。
物凄く分厚い本なので家でじっくり読もう。
他にも気になる本を次々に手に取りインストールしていく。
今必要が無くても、そのうち必要になるかもしれないもの。
そういえば栄養剤を作ろうと思っていたのを思い出し商業ギルドに行くことにした。
ついでに鏡の作り方も買う事にした。
いつものギルドではなく、街の入口近くにある大きい方のギルドに行った。
この街には商業ギルドと冒険者ギルドしか無いので、他のギルドとの仲介に加え、作り方や魔法の知識等の販売も商業ギルドで扱っている。
それらの数が多いので基本的に大きい方のギルドで取扱している。
当然、私が出している小物の作り方等もここで買える。
中に入ると市役所のような雰囲気の場所だった。
入ってすぐの部屋に窓口がたくさん並んでいる。
その手前にソファーがあり、何人かが座って待っていた。
壁の上の方にスピーカーのような物があって呼び出しのアナウンスが流れている。
魔道具なのだろうけど、異世界でもこういう仕組みがあるのね。
案内板を見ながら2階へと進み、カタログのある部屋に入った。
大きな部屋で、たくさんの棚がある。
座って閲覧する為の場所もある。
会社の資料室と会議室が一緒になった感じだ。
棚にプレートがついていて、どこのギルドのカタログか分かるようになっている。
手近な棚から取出してみると名前と値段、どんな物であるか、どんな効果があるものか、推奨レベル等の説明が書いてある。
最後に書いてある管理番号を窓口で言えば買えるという仕組みだ。
50音順に掲載されているので、既に名前が分かっているものであれば名前から探すことができる。
名前が分からない場合は部屋の隅にある魔道に、どんなものであるかを入力すると候補のリストを出してくれる。
【神の図書館】の検索機能みたいな感じで、どの棚のどのカタログのどのページに載っているかまで表示される。
薬だから薬師ギルドと思いがちだが、錬金術でも薬が作れる。
一応どちらもできるはずなので両方買おうかな?
検索してカタログ番号とページ数を覚えて探そうと思ったら管理番号も載っていた。
紙のカタログが無くても問題無いわね。
この世界もペーパーレスが進んでいるのかな?
鏡も鍛冶か錬金術で作れる。
鍛冶だと炎を使って熱そうなので錬金術で作ることにした。
同じように調べて机の上にあった申請書に管理番号を記入し、1階の窓口に出した。
代金を払って受け取ると内容を確認した。
足りない材料があるようなので図書館を出て、それらを買うと家に帰った




