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独占契約完了です

書いたものの順番が変えられないようなので、バレンタインのお話を1度削除して再投稿します。

街から戻ると、転送用の魔道具を寝室に置いた。

大きさは色々あるそうだが、私に渡された物はA4用紙が入る封筒ぐらいだ。

色は黒。

複数の魔石を特別な製法で溶かし固めて板状にし、転送の為の魔法陣を刻む。

そこにもう1枚板をのせて、これも特別な製法で継ぎ目無く接着してあるそうだ。

どういう構造になっているか鑑定等で見られないように術を施し、分解しようとすれば魔法陣が消える仕組みになっているのだとか。

私の鑑定ならば見られると思うけど、必要が無いのでしない。

何かを送る時に魔力を流せば転送完了。

複数の登録先がある場合は、送る人を念じながら魔力を流せば良いそうだ。

うっかり別の人に送ったらどうするのかしら?

送った履歴を表示することができるのかしら?

私の場合は宛先が商業ギルドのステラさんの所だけだから問題無いけど。

封筒の宛先が違うなら送り返してくれるのかしら?

でも、宛名を書き忘れていたら中身を見るまで送られた本人も間違っているとは気が付かないわよね。

信頼のおける人としか繋げていないだろうから、そうなっても問題が無いのかもしれないわね。


街から戻った数日後に、この間交わした契約書(私の保管分)と新しいクッキーも専属契約を結びたいと手紙が届いた。

ついでに返信用に何枚か封筒を入れてくれていた。

私も封筒を買った方が良いのかな?


偶々届く瞬間を見たのだけど、何も無かった場所に急に封筒が現れた。

何か面白い。

送る時はどんな感じかな?とさっそくクッキーの作り方を書いて送った。

魔力を流すと一瞬の内に封筒が消えた。

送ったすぐ後に、送り先が数秒表示されて消えた。

試しに何も無い状態で魔力を流してみたら、履歴が表示された。

割と便利にできているわね。


次の日、正式な契約が結ばれた為か、さっそく質問の手紙が来た。

魔力回復効果のついたジャム作り用の畑の作り方や育て方、調理する時の魔力の込め方等だ。

基本は魔力回復効果の無い、普通のジャムやクッキーを販売するそうだ。

魔力回復効果のある商品よりも無い商品を求める割合の方が高いからだ。

それに魔力回復効果のあるものを作るには、材料を買って作るだけでなく、畑作りから始めないといけないうえに、リィーン1人で作るのとは違って、多くの人間が必要になる。

当面は試行錯誤して、採算が合わないようであるなら諦めるそうだ。

ぶっちゃけると息子の分の回復効果のあるジャムとクッキーが手に入れば良いだけのことで、それはリィーンの作った物を買えば良いだけだ。

作ろうと思ったのは自分達でも作れるのかという好奇心が大きいそうだ。

それに、息子と同じ病の人にも気軽に使えるようになれば良いなという思い。

魔力欠乏症になる人間が裕福とは限らないからだ。

あとはダンジョン都市が領地にあるので、あれば良いなという程度だ。

魔力回復のジャムやクッキーが無くても、今まで通りに魔力回復薬を手に入れてダンジョンに挑めば良いだけだ。


うーん、私と同じやり方は無理だしね。

とりあえず、土に魔力を含めるのは土魔法の使い手がいればできると思うけど、私と違って次の日に収穫できるわけではないから、土に魔力がどれだけの間残るのかが問題よね。

魔力の媒介になりそうな、例えば小さな魔石とか魔石の粉を土に混ぜて、何日かに一度、魔力を土に与えるかよね。

芽が出たら、植物そのものに魔力を与えるのも1つの方法よね。

植物に与えるなら植物系の魔法を使える人が良いかもしれない。

水魔法が得意な人に魔力を込めた水をだして貰って与えるのも良いかも。

作る段階では錬金術師や薬師が良いかも。

作る時に魔力を込めて作るらしいから、コツを掴みやすいと思うのよね。

このやり方が正解というものが分からないので思いついたことを書き出して試してもらうことにした。


今年最後の日。

クッキーの契約書と手紙が送られてきた。

私の書いた方法を色々と話し合った結果、魔石鉱山の土と水を使ってはどうかという意見になったそうだ。

魔石は魔物から採れる物と鉱山から採掘するものがあるそうだ。

魔石鉱山は何かの原因で長い年月をかけて魔力が蓄積された場所にできるのだとか、昔ダンジョンのあった場所が何らかの原因で埋まり、その中で生まれた魔物たちの死体が蓄積されてできたとも言われているがハッキリとは分からないそうだ。

鉱石を採掘するときにでる残土には多くの魔力が含まれているが使い道が無いので今までは放置されていたそうだ。

鉱山全体に魔力を帯びているのならば、その付近に湧き出る水にも魔力が含まれている可能性が高い。

残土を畑に混ぜ、湧き水を散布すれば、人が魔力を加えるよりも簡単で安価になるのではということだ。

とりあえずは成長の早い作物を育ててみて、経過観察と摂取しても人体に影響は無いかを調べることにしたそうだ。

人の魔力を使って作る畑も小規模で実験してみるそうだ。

実験結果が楽しみだ。

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