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この世界の木を植えよう!

ブックマークありがとうございます。

励みになります。


今年最後の更新です。

朝、自分のお腹の音を聞きながら目が覚めた。

昨日は何も食べずに寝たので、すごくお腹が空いている。

魔法で体を綺麗にしてから何を食べようかと考える。

久しぶりに厚焼き玉子サンドを食べようかな?

それとオニオンスープ。

無限収納(インベントリ)から出して、さっさと食べる。

今日は皆にレイナとフィデルを紹介しないと。


庭に出ると雌鳥達とロディがすぐ近づいてきて、ナデナデ、モフモフ、スリスリタイム。

頃合いを見て、レイナとフィデルを呼ぶ。

「昨日から、うちの子になった樹木蜂のレイナとフィデルだよ。樹液から蜂蜜を作ってくれるの。仲良くしてね」

「「「「「コッケー」」」」」

「メー」

「レイナとフィデルも皆と仲良くしてね。あと、皆を刺さないように産まれてくる働き蜂さん達にもおしえておいてね」

レイナとフィデルも分かったと言うように私の周りを飛んだ。


さて、昨日の種をどこに植えようかな。

発光の木はできるだけ遠い方が良いけど、既に別の木がある。

左側の手前だと、皆の寝床が近いので無理だ。

右側の手前だと私の部屋が近いから睡眠の妨げになりそうだ。

茶の木を右側手前に移動させて、正面に雌株を1本植えるだけにしようかな?

でも、雌株が1本だけだと雄株が無いので実がならないのよね。

実が光る様子も楽しみたいし。

うん、雄株と雌株を1本ずつで良いか。

私の鑑定なら種の状態でも雌雄どちらが育つ種かが分かるし。

無限収納(インベントリ)に茶の木を入れ、右手前の場所に植え替えた。

あまり使わないと気づいたので3本だけにした。

茶の木のあった場所の真ん中に発光の木の種を2つ埋めたあと、水と魔力を注いだ。

これで明日の朝には成長して木になっているはず。


他の木も場所を少し変えた。

正面の左端に蜜の木の種を2つ植え、その隣に植えていなかったメイプルの種を植えた。

メイプルの木の和名はサトウカエデであるので蜜の木に似ている。

確か、樹液を煮詰めるとメイプルシロップができたはず。

今なら卵も砂糖もバターもあるからホットケーキが作れる。

ふわふわのホットケーキにバターとメイプルシロップがかかったパッケージ(・・・・)の写真を見て、何度味を想像(・・)しただろう。

作って食べるのが楽しみだなぁ。

正面の右端に泡の木の種を植えた。

こちらも雄株と雌株があるので1本ずつにしようかと思ったが雌株の方は2本にした。


次の日には木は成長して実が収穫出来るようになっていた。

発光の木の実は光を楽しむ為に収穫せず、臭いの出る前の状態に成長時間(・・・・)を調整してから魔法で現状(・・)を維持した。

こうすると、ずっと花が咲いた状態にすることもできる。

観賞用の花を植えようと思った時に考えた方法だ。

作物と同じように育てると、あっという間に種ができた状態になるので花を楽しむことができない。

魔力量を調整すれば花を見ることは可能だったが、1日で散ってしまう。

長く花を楽しみたいので現状を維持する魔法を編み出した!

イメージが魔法になる私だからできる魔法よね。

蜜の木は1本が花が咲いている状態、もう1本は実がついている状態で維持した。

(じつ)はこの現状を維持する魔法は中々面白い。

実を採っても現状維持の為に、すぐに次の実ができる。

花を採っても次の花が寸分違わぬ状態で咲くのだ。

今は作物も現状維持している。

味が変わらないので一から育てるより手間がかからないし、限られた敷地内に色んな作物を植えておける。

手間は何日かに1度、庭全体に魔力を与えるだけ。

普通の人間には無理でも私の無限大の魔力なら造作も無い事だ。


蜜の実は3cmくらいで皮は濃い紫だ。

食べてみると実はしっかりしていて物凄く甘く、皮ごと食べても美味しい。

植える時は実のままだったので種の大きさは分からなかったけど、大体1cmくらい。

鑑定してみると花も食べられると表示されたので花も食べてみた。

前世でも、食べられる花があったので躊躇は無かった。

花も甘くて美味しい。

少しだけ傷つけて流れ出た樹液は、砂糖よりも柔らかい甘さだ。

とろみは無い。

空気に触れると固まると本には書いていたので、ここから硬く固まっていくのだろう。

蜂蜜になったら、どんな味になるのかな?

と考えている内に木の傷が消えた。

採取しやすいように一部だけ木の皮をはがしておいた方が良いかな?

10cm四方の皮をはいだ状態で維持しなおした。

巣箱を作った方が良いかな?


【神の図書館】で検索して載っていた巣箱を参考に作った。

木は森で採取したものを風魔法で板に加工した。

大工道具は家の倉庫にあった物を利用した。

完成した巣箱はレイナとフィデルに気に入ってもらえたようだ。


泡の木は花が咲いた状態に維持。

雌株の1本を実のついたじょうたいで維持した。

図鑑では葉と実を使う方法しか書いていなかったが、もしかしたら花にも何かあって、雄株と雌株の花では作れるものが違うかもしれないと思ったからだ。

鑑定ではどの部位も水に入れて泡立てれば泡ができるようだ。

洗浄成分と殺菌成分があった。

ただ、花だけは潤い成分ものが含まれていた。

蜜のせいかな?


泡の木の実や葉や花を採取する。

樹液は少し採取したあと、液体魔法で出すことができた。

実や葉や花もエキスを抽出したあと、液体魔法で出すことができた。

これで、エキスの濃度を変えてみたり、色々な物を混ぜてみたりと、気兼ね無く実験することができる。

スライムの粉実験をして、色々と楽しかった記憶が呼び覚まされる。

こういう地道な作業は私に向いているみたい。

まずは本に載っていたように石鹸作りから始めよう。

混ぜる灰の種類は載っていなかったので色々な灰を試そう!

森で採取した木の灰や葉の灰。

ついでにスライムの粉の灰も試そう!

そのあとは香り付けをしてみたり、色をつけてみたり。

考えただけでも、わくわくして楽しみだなぁ。


実験するための材料を用意している内に日が傾き夜になった。

夕暮れ辺りから発光の木が光始めた。

雌鳥達やロディは餌を食べたあとに寝てしまったと、ツリーマンが教えてくれた。

レイナとフィデルも蜜の木の花の蜜を食べたあと、巣箱の中に入って寝たそうだ。


木と実が点滅する光景は本数が少ないので、森の中で見た時よりも迫力に欠けるが、綺麗であることには変わりが無い。

葉は光っていないので実だけが光っている瞬間はクリスマスツリーを思い起こす。

両親やクラスメイト等からプレゼントをもらったことが一度も無いけど、幼稚園や小学校では行事としてクリスマス会があって、お菓子やケーキが食べられた。

それだけでも良い思い出だ。

12月25日はもうすぐだけど、この世界の暦で考えると13月の22日頃になるのかな?

そもそも、この世界にクリスマスは無いだろうけど。

でも、新年のお祝い的なものはあるわよね?

皆と、まったりと1日庭で過ごそうかな。


今日はクリスマス気分を味わうかとビニールシートを敷いて、ご馳走とケーキを用意することにした。

昔、雑誌で見たクリスマスのご馳走って丸焼きのチキン…は無いからモモ肉の照り焼きかな。

ローストビーフは前に作ったのがある。

ケーキは色々と作ったのがあるけど、定番は苺のケーキよね。

あとは、シャンパンかしら?

今は子供だから、お酒は論外よね。

代わりに炭酸水で良いわよね。

林檎果汁の炭酸水で良いかな。

見た目はシャンパンぽいよね。

小皿に盛ると貧弱な感じなのでケーキ以外の食べ物を1皿に盛ることにした。

照り焼きチキンとローストビーフ。

彩にサラダとクロワッサンを盛る。

ベーコンとソーセージも盛っちゃお。

まあ、こんなものかな。

ゆっくりと時間をかけて食べた。

以前より量が食べられるようになってきたかも。


食べ終わったあとも発光の木を眺めていた。

部屋に戻るのは何だか面倒な気分なので、今日はこのままここで寝ようかな。

無限収納(インベントリ)から毛布を3枚出して森の時と同じように1枚を敷いて1枚を被る。

もう1枚を畳んで枕の代わりにした。

寝転がると星が見えた。

庭からも星が見えるのだなと当たり前のことを思った。

前世では街の灯りの方が明るくて星がほとんど見えなかった。

だから、自分の部屋からベランダに出て空を見上げても星は見えなくて、見えないのが普通って思っていたから気が付かなかったのかも。

星を見たり、発光の木をみたり、している内に、いつの間にか眠っていて朝になっていた。


私の周りに雌鳥達やロディが添い寝をしてくれていて幸せな目覚めだった。

来年からは、もう一つの趣味を再開させる予定のため、2週間に一度の更新予定です。


できるだけ早めに更新できるように頑張ります。

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