雌鳥達と子羊の鑑定をしてみよう!
ちょっと短めです。
ブックマークありがとうございます。
物凄く励みになります。
目が覚めて、いつものように魔法で綺麗にしてから、昨日作った簡単シャツとズボンに着替えた。
ついでに修復し忘れていた革靴を魔法でなおすことにした。
新品同様にすると靴擦れをしそうだったので壊れている部分だけを修復した。
履いてみると、ちょっと大きいけど、いい感じに皮がクタクタになっているから靴擦れせずにすみそう。
窓から外を見ると皆が散歩しているのが見えた。
エリとマーシィはロディに乗るのが気に入ったのか今日も背中の上にいる。
仲良くしてくれているようで良かった。
朝食を作るために台所に移動した。
今日の朝食はハムサンド。
最近は難しいとか手間のかかるもの以外は自分で作るようになった。
出来上がっていく度に変わっていく匂いを嗅ぐのは楽しいし、家事のスキルのお陰なのか、レシピと工程を見て錬成で作ったものよりも自分で作ったものの方が美味しい事に気がついたから。
その上、一度作った後に錬成したものは自分で作った時と同じく美味しくなっていた。
これは私の素朴な疑問から実験してみた結果だ。
それに限られた予算の中で何とか食費に回せた分で買った安くて少量の材料で作る料理とは違って、豊富な食材で好きなものを好きなだけ作る料理は楽しい。
まずはハムと胡瓜を薄く切る。
こういうのを切る時は風魔法が効果的!
注意点は2つ。
風の温度と速さ!
温めよりは冷たい方が食材がシャッキリとなる。
切る速さは、遅いと表面が乾いてしまうし、細胞が潰れて美味しくなくなるから。
自論だけど……。
包丁を出すのが面倒臭いわけじゃないよ……。
あ、あと忘れてはいけないのは風の形状。
目には見えないけど薄く鋭い刃を強くイメージすること。
あ、注意点がもう1つ。
風魔法を、切った瞬間に消えるように魔力を調節すること。
食材以外を切り裂いてしまうと後片付けが大変だから。
これが一番重要かな。
特に生き物が傍にいる時は気をつけないとね。
胡瓜は薄く、ハムは薄すぎず厚すぎず。
薄切り食パンにバターを塗ってマヨネーズを塗って胡瓜とハムを挟んでと。
挟むのが楽しくて少し多めに出来たのでタマゴサンドも少し作って女神様にお裾分け。
コンソメスープも付けていただきます。
コンソメって鶏ガラを使っていたよね?
そういえば鶏ガラスープを作ろうかなと思っていたのだっけ。
無限収納の解体機能で綺麗に骨だけに別れている状態を活かすべきよね。
1羽だと少量しかできないだろうけど、私には液体魔法がある!!
うふふ。
鶏ガラスープができたら、ラーメンスープに挑戦しよう。
鰹節と昆布も手に入れたから、うどん出汁も作れるよね。
魚が手に入ったら練り物を作って、おでんとか。
前世での味が今世で作った味に差し変わっていくのが面白いね。
根本の味が変わるわけではないけど。
作り方を今から色々と調べておこうかな。
麺類を作るならパスタも良いよね。
もうすぐ冬が来るし、鍋用に春雨とか。
確か澱粉でできていたわよね。
食べたいものが沢山あって困るな。
でも、時間はたっぷりあるし、焦らない焦らない。
今日はお菓子作りを楽しむのだから。
手に入れた牛乳で新たにバターと生クリームを作って、より美味しいお菓子を作りましょう。
その前に皆とスキンシップ。
さっさと食べて後片付けをして庭へレッツゴー。
庭に出ると皆が走り寄って来てくれた。
うふふ。
皆可愛い。
健康状態や精神状態を見る為に鑑定をしていく。
雌鳥達は同じ内容だった。
名前 アイ、ルミ、ローラ、エリ、マーシィ
種族 鶏
年齢 半年(4月10日生まれ)
性別 雌
状態 健康、状態異常無し
体力 無限大
リィーンの眷属になったことにより長寿。
多産型。
頼めば卵を産んでくれる。
通常の餌と魔力をあげると美味しい卵になる。
魔力をあげることもできるのか。
魔力って美味しいのかな?
後であげてみよう。
さて、ロディはどうなのかな?
名前 ロディ
種族 羊
年齢 半年(4月10日生まれ)
性別 雄
状態 健康、状態異常無し
体力 無限大
リィーンの眷属になったことにより長寿。
普通の餌と魔力をあげると毛並みが良くなる。
皆同じ日に生まれてきたのね。
でも、この日って……。
その日は私がこの世界に来た日。
新たな私が生まれた日であり、この体の持ち主が亡くなった日。
誕生日であり、命日である日。
何だか不思議だな。
そういえば私の誕生日は表示されていなかったけど、4月10日でいいのかな?
まさか、永遠の5才なんてイタイ設定じゃないわよね……。
うん、今は深く考えないでおこう。
それにしても眷属って?
確か意味は従者とか家来だけど、血縁者とか一族とか親族って意味もあったよね。
つまり、家族みたいなものかな?
ラノベで言うティムした状態ってことなのかな?
スキルの中にテイマーぽいものは無かった気がするけど。
まあ、形は何であれ、家族よね。
人間の家族には縁が無かったけど。
「改めて、よろしく」
「「「「「コケッ」」」」」
「メー」
皆は良い返事をしてからスリスリタイム。
私は皆をなでなでタイム。
魔力って、どうやってあげるのか分からないけど、手に魔力を帯びさせて撫でてみると僅かに何かが抜けていく感じがした。
雌鳥達の羽が見るからに艶やかでモコっとなった。
羽毛でもモコっとって表現になるのだなと思いつつ感触を楽しんだ。
ロディはモコっとに加えて、ふわも入る。
ふわモコだぁ。
抱きしめてスリスリして堪能する。
そういえば毛刈りってどうすればいいの?
前世では専門のハサミやバリカンを使っていたけど、この世界にもあるのかな?
毛刈りされて、ほっそりとしたロディを想像して笑っていたら、スポンという感じで毛が採れた。
一瞬パニックになったけど、ロディは痛がってない。
「え?え?え?この世界の羊毛は、こういう風に採れるものなの?」
私の脳内は?だらけ。
それとも私の魔法かスキルの発動で綺麗に採れたの?
正解が分からないけど、ロディに魔力をあげてみたら毛が元通りになって一安心。
本当に吃驚した。
雌鳥達にも魔力をあげて、卵を2個ずつお願いしたら、すぐに産んでくれた。
本当にお願いしたら産んでくれたよ。
10個の卵と羊毛を無限収納に入れた。
まずは何を作ろうかな。
スローライフの最後の着地点に悩みます。




