表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/59

街に行ってみよう!

畑で作物を収穫し、美味しいものを作って食べるを繰り返して半年ほど経った。

神の図書館(タブレット型)にはカレンダーと時計機能がついていて時の流れを把握できた。

今は10月で秋真っ盛り。

でも、この家と庭の気温は相変わらず一定で、外に影響されないようだ。

結界のお陰かな?

それに毎日がお天気。

今まで雲が出た事も雨が降った事もない。

何なら風が吹くことも無かった。

切り取られた別空間にあるという感じなのかな?

それなのに太陽が昇って太陽が沈んで夜が訪れて月や星が見えるって不思議だよね。

実際のところはどうなのかは分からないけど。


私なりに充実した楽しい日々だけど、一つ問題がでてきた。

それは衣服だ。

肉や魚は食べていないものの、食生活が改善されたことで少し肉付きが良くなり背が少し伸びた。

今はそれほどでは無いけれど、服も靴も窮屈になってきた。

このまま成長していけば服が着られなくなる日はそう遠くないように思う。

前世で古着のリメイクをしていたので屋敷にある布を切って縫い付けるということもできるけど、肝心の裁縫道具が見当たらない。

本来の私の部屋らしかった、あの部屋も探したけど無い。

服が無いと買出しに出かける時に困るので、まだ真面(まとも)な服装である内に一度買出し行きたい。

布と裁縫道具を買えば服や小物は何とかなる。

釦やレースをつけたり、刺繍したりすれば可愛い物ができるよね、きっと。

それに新鮮な卵を手に入れる為に雌鳥か雌のひよこが欲しい。

ああ、あとは美味しい牛乳ね。

今までは前世での調整乳を魔法で出してバターなんかを作っていたけど、搾りたての濃厚な牛乳で作った方が絶対に美味しいはず。

バターの他に生クリームやチーズも作りたいし、氷魔法を使えばアイスクリームも作れるわね。

楽しみだな。

肉や魚はどれくらいの値段かな?

前世の私には贅沢品だったから、お腹いっぱいは食べられなかった。

高いようならお金を稼がないと駄目ね。

商業ギルドに登録して、どんなものが売れるのかを調べないと。


まずはどこに行くか決めるためにも地図ね。

家の図書室にあったはずだけど、まずはここってどこなんだろう?

無限収納(インベントリ)の中に現在位置がわかるようになる便利な道具(アイテム)って無いかな?

あら?手紙マークが点滅しているわね。

タップしてみると女神様からの手紙だったので取り出す。


女神様からの手紙だ!嬉しいな。

私は嬉しくてクルクルと回ってはしゃいだ。

思えば、義理では無い初めての手紙かもしれない。

前世でもらった手紙といえば義理でもらえる年賀ハガキぐらいだ。

就職してスマホを持ち始めても、業務連絡かダイレクトメール的なものしかこなかった。


私は就職してから自分のお金でスマホを持ち始めたけど、妹は小学校に入ってすぐに親に買ってもらっていた。

何かあった時に直ぐに連絡できるようにという理由だった。

私とは何かあった時でも連絡が着かなくても問題が無いと言われたのも同然のような気がして悲しかった思い出がある。


私は女神様の手紙を開いた。

お供え物のお礼と、最近他の神様に「自分だけ狡い」と食べ物を半分取られるので少し多めに欲しいとの事だった。

この狡いは素直に納得できた。

半分取られるということだけど一人だけなのかな?

余っても保管できるだろうから3人前ぐらいお供えしておこうかな?


手紙の続きを読むと新しいスキルを一つ増やしてくれたそうだ。

マップスキルか。これもレベルMAXだ。相変わらず大盤振る舞いだね。嬉しいけど。

こんなに何でもかんでも付けて、他の神様に怒られないのかな?


【異世界マニュアル】が更新されているようなので確認するとマップの説明が増えていた。


【マップのスキルは、世界中の地図を見ることができます。随時更新され、その場所の状態を確認できる。例えば天気やその場所にある店舗や品揃えなどを確認できます。働いている人間との相性も分かります。現在地をいつでも確認できます。行きたい場所ををタップすれば一瞬にして転移することが可能です】


行ったことの無い場所でも転移できるって便利だな。

前世で読んだ小説では一度行ったことのある場所や転移の陣が施されている場所でしかできないというパターンが多かったのに。

何かお礼をしないとな。

卵と牛乳を手に入れたら色々とお菓子を作ってお供えしよう。


スキルを発動させると目の前に地図が現れ、現在位置がマッピングされていた。

頭の中で現在位置をタップするとエルデン国の西側にあるルーベンス伯爵領にあるルーベンス伯爵家離れと表示された。


この家の人ってルーベンスという名前なのね。

今更だけど。

ルーベンス領地内では買い物しない方がいいわよね。

元の私のことを知っている人がいる可能性だってあるし。

それに隣の領地の方が広大で発展しているみたいだし、山もあれば海もある。

ダンジョンもあるみたい。

私が入ることは無いだろうけど冒険者とか人が集まるような場所だから賑わっているだろうし、面白い物を扱っているお店もあるかも。


隣の領地内で一番大きな街中を確認すると店がたくさんある。

お目当ての手芸屋も商業ギルドもある。

肉屋も靴屋もあるし、街の外に牧場や養鶏場もあるね。

生きた雌鳥か雌のひよこは時期や交渉次第で手に入るのね。


家の中で見つけた布鞄をタスキ掛けに持てば準備完了です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ