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黒髪赤目の忌み子は英雄を目指しダンジョンの最奥を目指す  作者: 春アントール
英雄とは、どんな者にでも手を差し伸べる優しいものだ
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世界を旅する冒険譚

「……やっぱりこれだ」


「?これって?」


「次の30層の守護者がクロンの言う通りなら、この本の著者『マイン ウェイパー』の本に書いているこの本の物語がどうやらあのダンジョンの階層にリンクしてるんだ」


「……それって本当にあったこと書いてあるのかな?」


「いや、本人によると、現実と空想を織り交ぜているとか」


「へぇ……これ読めば対策できるんだ」


「そうだね、このマインさんの本は好きだからよくエンと読んでたからよく覚えてたよ」


 主人公は男、名前は『クライン』


 このお話は国から未知の世界を開拓するという任を受けた探索隊のお話だ。

 片手剣を腰に着けた盗賊風というか、身軽そうな身なりの男だ。


 彼は、いや、彼らの探索隊は、フィクションということもありとても強い。


 そんな彼らでさえも、手を出すことを拒む敵がこの冒険譚の中には山のようにいるのだ。


 そんな奴らと俺は戦いに行くのだ。


 対策方法は理解しているが、絶対に戦わなくては行けない時も来るんだ。


 特に24層と25層は絶対に戦わなくてはならないのだ。


 24層を避けられたのはただのラッキーだ。


 さぁ、とりあえず本を開こう。


 また久しぶりにこの本を読めることを幸福に思いながら。


 昔とは違った観点で彼らの『弱点』を暴き『恐ろしい点』を頭に入れる。


 今から俺が頭の中に入れる本の名は。


 〈広い広い世界の果てまで〉

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