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黒髪赤目の忌み子は英雄を目指しダンジョンの最奥を目指す  作者: 春アントール
英雄とは、絶望を切り捨てるものだ
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ギルドマスター

「……やぁ、君がカルカトスだね、まぁ、席に座ってくれ」


 片眼鏡の中年男性、このギルドの最高責任者『ギルシュ』さん


「失礼します」


「……さて、ここに来た理由はアリーさんからもう聞いています……20層の守護者と、出会ったのですね?」


「はい、出会い、共闘しました」


「なるほど?なら、討伐隊を組もうか」


「それなんですけど……恐らく彼は、俺たち意外と戦う気がないんですよ」


「?ほう?」


 今日までの彼との日々を、グリム達に手伝ってもらいながらも、説明する。


「なるほど、つまり討伐隊は不要と?」


「そういうことです」


 詳しくは、あると戦えないんだよね。


「なるほどねー、なら、彼は人とモンスター、どっちだい?」


「人です、間違いなく人間です」


「君たちもそれでいいかい?」


 グリム達にも質問をする。


「それで、構いません」


 スノウとフウボクも頷いた。


「了解したよ、名は『クロン ウェイパー』〈20層の守護者(セカンドガーディアン)〉扱いは人とするよ」


「はい、お願いします」


「うん、あとは討伐の方、頑張ってくれ」


「はい」


 迷うことは無い、彼と俺はもう立派な敵だ、戦って勝つことを目標とするんだ。


「それじゃ、ダンジョンにいこうか」


 今日も、また、レベルをあげた。


 俺の今のレベルは『Lv24』


年齢 15 性別 男

種族 人間

職業 冒険者・魔王軍四天王

Lv 24

HP 102

MP 360

筋力 100

耐久 82

速さ 159

賢さ 160

魔力 204

称号 『忌み子』『精霊使い』『鎖の英雄の英雄』『四天王』

スキル 我流剣術Lv4 弓術Lv4 体術Lv5 斧術Lv2 槍術Lv3 直感Lv6 夜目Lv4 狩りLv4 敵意察知Lv6 魔法学Lv4 一般教養Lv2

装備品 『パックのローブ』『パックの仮面』『白銀精霊の剣』『雷槍 轟雷』


状態 無関心


 強くなった……次はクロンをどう倒すか……あの人は基本的に後方支援型、剣で一気に押せば、全員が近接で戦えるが、グリムの奥の手もある。


 対策は、罠にかからないことと、読まれないようにすること。


 無関心だと、以前クロンは言っていたが……あれは、リョク達と話している間に身についた、心の中を知られないようにする技術をちょっと応用したからだ。


「……明日で、今月も終わりだぞー?カル」


「だな、ライ……明日、勝つぞ?」


「あったりまえよ!あれ、バリバリつかえるからなー!」


「心強いよ」


 明日、俺達は〈20層の守護者〉と戦う。

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