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黒髪赤目の忌み子は英雄を目指しダンジョンの最奥を目指す  作者: 春アントール
シルバーランクとダンジョンへ
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大迷宮に踏み込む……前に

「ただいま、みんな!」


 やっとこさシルバーランクに到達した、『大迷宮(ダンジョン)』に入る資格も手に入れた……その前に。


「おかえりー!カル!」


「おっかえりー!カルー!」


「あ!お、おかえりなさい!カル君!」


「……おかえり」


「ねぇねぇ!楽しかった!?ネルカート!」


「あぁ!楽しかったよ、今日はまだまだ時間が残っているからね!たっぷり話せるよ!」


「僕からも、色々話せそうだよ」



 そんなこんなで日が落ちて、ご飯を食べている時も話を続け、次に一緒に行くエンにやっとダンジョンに行くことができるようになったことを説明すると喜んでくれた。


「皆、俺たちがいない間、どうだった?」


「うーん……楽しかったけど、皆いた方が楽しかったなぁ

あ!でも!カルが何してるかお話するのは楽しかったよ!」


「わ、私も楽しかったです!」


「俺も俺もー!」


「……私はエンに色々教えてた」


「へぇ……皆楽しんでいたんだね、シガネはありがとうね」


「……ん」


「いやー!明日から私もこの森を出るんだ……!」



「いやー、意外と帰ってくるの早かったねカルカトス君」


「ですね、思っていたよりも早かったです……どうした?なにか行き詰まったか?」


「アルトリートさん、師匠、まずはただいまですね

やること終わりましたし、エンやリョクとの旅もありますから、今日はバトンタッチの日ですよ」


「そうなのかい……ふーむ、その格好で街にいるのかい?……なかなか不審者じゃないかな?」


「我が弟子ながらに考えたと言うべきでしょう

それで、隠しきれているのか?」


「1人だけに見られましたが……今の所はそれ以外にはありません」


「そうか……よく君からローブと仮面を剥げたね……相当強いんだろうね」


「ラジアン……ってご存知ですか?」


「!四天王のかい?」


「!えぇ、ご存知なんですね……ほら、この篭手が彼女から貰ったんですよ、見られたのも彼女ですし……あ、仮面は取られてないですよ?」


「へぇ?なんで貰ったんだい?見る限り相当いいものだろうけど?」


「ちょっとしたゲームをしてですね……それで勝ったんですよ」


「あぁ、なるほどね」


「アルトリート様ー!あんまりカルを独り占めしないでくださーい!」


「む、ライ君、すまないね……色々話をありがとう、お酒を交わすのはまだ少し先かな?」


「ですね」


「行くぞーカル」


「今行くよ、ライ」

【ラジアンの篭手】

 若くして四天王となったラジアンの篭手。

 彼女が自力で調達してきた素材を一流の鍛冶師に作ってもらった篭手。

 対魔力、防御力、それら全てに折り紙付きの力を持つ、何よりも、硬いため、普通に扱うことも出来る。

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