歯車を回せ
ロボットを皆さんはご存知だろうか。SFなどの作品ではお馴染みのロボット。
地球外生命体に対抗するロボットをはじめとし、ロボット同士が戦う話や、ロボットの中に人間が入って戦うお話もあるほど昔から人気なのがロボットだ。
なぜロボットの話をするかと言うと私は現在ロボットと住んでいるからだ。
こう言うと頭が沸いた人間だとか病院に行けとか工学部乙!とか私のことを言うだろう。だが私のところにロボットがいるのは夢でも嘘でもない。本当のことなのだから。
まずは私のところにロボットがいるのか、そこから説明しよう。
西暦xx年…というのではなく2週間前に私はど田舎の自宅のリビングのソファーにゴロンと寝転がっていた。アニメをまったく放送していない田舎のテレビ欄にいちゃもんをつけながら「なにか良いことないかな」と当時の私は馬鹿に何も考えないで呟いていた。
「ここでロボットとか庭の離れに落ちてこないかな〜」とか「前に友人と観たロボットと人間の友情とか良かった」とか思いながらソファーからはみ出した足をブラブラさせていたのだった。
その時からロボットにハマっており、なんでもかんでもロボット!、口を開けるとロボット!と私はロボット漬けの毎日を送っており、ついポロリと「暇だ!神様仏様ロボット様お願いいたします!私のところにロボットがきてくれますように!」と叫んでいた。
神様がOKを出したのか私のロボット愛が神さまに届いたのかはわからないが、突如裏庭の方からドガァァアアンと大きな音がした。
「な、なに?爆竹?」と音がした裏庭の方に向かって走って行った。
人間は自分の予想を上回ることが起こるとパニックを起こすのではなく冷静になれるものなのだな。と私は冷静になりながら多分爆音の原因を見ていた。
我が家のただ無駄に広い裏庭にロボットがいたからだ。