2話
「そういえば、2人は一緒に屋上で食べるのは何回目なんだ?」
購買で購入した焼きそばパンを食べながら質問する
「今日も合わせたら4回目かな」
奏は手作り弁当を楽しそうに食べながら喋る
「そうなんだな...羨ましい」
そう本音を口にする
「ふふっ。でも良かったじゃない!今日こんな可愛い子と食事出来て!まあ私も可愛さではそんな負けてないと思うけど...」
そうなのだ、奏も榊原永愛には劣るがそれでもかなり美人な方だ。ただ性格に難アリなので誰も付き合おうとかは思わないらしい
「これが両手に華ってやつか」
「いえ、私はそこまで可愛くないですよ...おしゃれなんて一切無縁ですし、メイクもしたことないので...」
「いや、榊原は可愛い!...と思う」
そう俺は照れながら言うと
「あっ...///」
榊原は恥ずかしそうにする
というかメイクとか一切してなかったのか...スタイルもいいだろうに、身体を常に少し縮こませてるから勿体ないな
「ちょっとー、なに2人だけの世界に入ってんの」
奏は不機嫌そうに口にする
「あ、悪い...そういうつもりは無かったんだが」
「ごめんなさい、私もそんなつもりじゃ...」
「あはは!わかってるよ!少し意地悪したくなっただけ!それにしても、とあちゃん今日も購買にあるサンドイッチなんだ」
「はい、これとても美味しいんですよ。それに私は料理とか出来ないので...」
「ふーん。でもさ、気になる異性とかいるなら、やっぱり料理出来た方がいいじゃない?胃袋を掴むって言葉もあるじゃん」
「いえ...良いんです。気になる異性は居るんですけど、練習しても失敗ばかりで上手くなりませんし...」
「へ?」
俺と奏は同じタイミングで呆けた声が出る
「えっと...え?とあちゃん気になってる男子居るの??」
(絶対ないとは思うが俺...じゃないよな、今日初めて会話したし)
「その、まあ...」
榊原は顔を少し赤らめてそう口にする
...
なんだよ、好きなやつ居たのか。まあそりゃそうか
「そ、そうなんだ!私びっくりしちゃった!!...」
そう奏は口にし俺をチラリと見る
「...」
その後は俺はぼーっとしてて、2人が楽しそうに色々話していたが、何も頭に入らずいつの間にかお昼が終わった
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「その...まあ、年頃の女の子だしね、仕方ないよ」
教室に入り、椅子に座るとそう奏は口にする
「まあな...でも、そうか...」
すると奏は落ち込んでいる俺を見て
「...あのね、失恋の辛さは私もよく分かるから...よし!今度どこか遊びに行こうか!」
「慰めてるつもりか?」
「辛いこととか、忘れたいなら遊ぶのが1番だよ」
「...まあ、そうだな。」
「じゃあ決まりね!」
「...ああ」
今は悩んでも仕方ないか。まずはこのモヤモヤを晴らすことが大優先だ
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