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初恋の味  作者: レクサ
榊原永愛ルート
2/4

2話

「そういえば、2人は一緒に屋上で食べるのは何回目なんだ?」

購買で購入した焼きそばパンを食べながら質問する


「今日も合わせたら4回目かな」

奏は手作り弁当を楽しそうに食べながら喋る


「そうなんだな...羨ましい」

そう本音を口にする


「ふふっ。でも良かったじゃない!今日こんな可愛い子と食事出来て!まあ私も可愛さではそんな負けてないと思うけど...」


そうなのだ、奏も榊原永愛には劣るがそれでもかなり美人な方だ。ただ性格に難アリなので誰も付き合おうとかは思わないらしい


「これが両手に華ってやつか」


「いえ、私はそこまで可愛くないですよ...おしゃれなんて一切無縁ですし、メイクもしたことないので...」

「いや、榊原は可愛い!...と思う」

そう俺は照れながら言うと


「あっ...///」

榊原は恥ずかしそうにする


というかメイクとか一切してなかったのか...スタイルもいいだろうに、身体を常に少し縮こませてるから勿体ないな


「ちょっとー、なに2人だけの世界に入ってんの」

奏は不機嫌そうに口にする


「あ、悪い...そういうつもりは無かったんだが」

「ごめんなさい、私もそんなつもりじゃ...」


「あはは!わかってるよ!少し意地悪したくなっただけ!それにしても、とあちゃん今日も購買にあるサンドイッチなんだ」


「はい、これとても美味しいんですよ。それに私は料理とか出来ないので...」


「ふーん。でもさ、気になる異性とかいるなら、やっぱり料理出来た方がいいじゃない?胃袋を掴むって言葉もあるじゃん」


「いえ...良いんです。気になる異性は居るんですけど、練習しても失敗ばかりで上手くなりませんし...」




「へ?」

俺と奏は同じタイミングで呆けた声が出る


「えっと...え?とあちゃん気になってる男子居るの??」


(絶対ないとは思うが俺...じゃないよな、今日初めて会話したし)


「その、まあ...」

榊原は顔を少し赤らめてそう口にする


...

なんだよ、好きなやつ居たのか。まあそりゃそうか


「そ、そうなんだ!私びっくりしちゃった!!...」

そう奏は口にし俺をチラリと見る


「...」

その後は俺はぼーっとしてて、2人が楽しそうに色々話していたが、何も頭に入らずいつの間にかお昼が終わった


✂︎--------------------------------------------------------------------



「その...まあ、年頃の女の子だしね、仕方ないよ」

教室に入り、椅子に座るとそう奏は口にする


「まあな...でも、そうか...」


すると奏は落ち込んでいる俺を見て

「...あのね、失恋の辛さは私もよく分かるから...よし!今度どこか遊びに行こうか!」


「慰めてるつもりか?」

「辛いこととか、忘れたいなら遊ぶのが1番だよ」


「...まあ、そうだな。」


「じゃあ決まりね!」

「...ああ」


今は悩んでも仕方ないか。まずはこのモヤモヤを晴らすことが大優先だ


✂︎--------------------------------------------------------------------




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