1話
俺は川本優、高校2年生。現在バスに乗って学校へ向かっている所なのだが...その途中で楽しみが一つだけある
それは榊原永愛の存在だ
新しく入学して来た1年生でとても美人な子。腰まで伸びている綺麗な黒色の髪、前髪は少し癖っ毛があるがそれも良い。そして何より胸が制服越しでも分かるぐらい結構大きい...
お察しの通り俺は彼女に一目惚れをしてしまったのだ。ただ噂によると彼女は引っ込み思案で大人しい子らしく、入学当初は男子達が盛り上がっていたが今では「美人だけど暗い」みたいな評価になりかなり落ち着いた
今日もいつも通りバレないようにバスの中で座っている榊原永愛をチラっと時折見る
(バレてないよな...?)
そんなこんなで、あっという間に着いてしまった
(はぁ...降りるか)
そして俺は榊原永愛が先にバスから降りたのを確認してから、自分も降りてそのまま学校に向かった
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「おはよー優」
席に着くと、早速隣の友人に話しかれられた
「ああ、おはよう」
彼女は、山本奏。中学からの友人である
「ねね、聞いてよ!あんたが気になってるって言ってた榊原永愛って子いるじゃん?その子と今日お昼一緒に食べることになったんだ!」
「そうなのか?どういう流れでそうなったんだ?」
「私って一人の時はお昼屋上で食べてるじゃん?それで、この前いつも通り屋上でお昼食べようとしたら永愛ちゃんが来てね」
「それで?」
そう俺が聞き返すと奏は
「話聞いたら、なんか騒がしいのは苦手みたいで屋上に逃げてきたみたい」
「そうだったのか」
「そそ」
まあ、ここまで聞くと何となくそこからどうやって一緒にお昼食べる約束をしたのかは想像つく。奏は距離の詰め方が凄まじいからな
「でさ、良かったら優も来る?」
???
「え?いいのか?良いならめっちゃ行きたいんだが」
「全然大丈夫だよ!恋のキューピット役も任せなさい!」
奏はエッヘンと小さい胸をドヤ顔で突き出す
「...まあ、助かるよ。行く時言ってくれよ」
「おう!とあちゃんには優も来ることメールでも伝えとくね」
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そしてお昼になり
屋上の扉の前にて
「もー、なにしてんのさ」
奏はそう呆れながら言う
「待ってくれ、緊張するんだよ。仕方ないだろ」
「はいはい、もういいからとっとと行くよ」
そう言い奏は俺の手を引っ張りながら扉を開けて彼女の元へ向かう
「はぁ...」
俺はため息を付きながら、着いていく
ベンチを見るとそこには...
「おまたせ!ごめんごめん、待った?」
奏が申し訳なさそうに謝ると彼女は
「いえ...」
そう言いながらおれの方を向き
「どうも...初めまして。榊原です」
「あ、えっと、川本優だ」
俺は頭を掻きながら、なんとか口から心臓が出そうになるのを堪えて自己紹介を返す
「おい、何照れてんだよ。顔赤いぞ!」
奏が揶揄う
「黙れ」
「あはは!とりあえず、早速食べよっか!」
そして好きな子との初めてのお昼ご飯タイムが始まった




