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決闘

「イグゼル…俺と決闘しろ!」


「いやだから俺はお前達と戦うつもりは無いと言っているだろう。」


だか、アベルは怒りで話が入っていない。


「じゃあ、俺がお前を殺すだけだ!」


アベルは俺の元へ再び飛び込んできた。


「魔人炎武術、#爆炎拳__ばくえんけん__#」


炎の拳を連続でイグゼルに叩きつけようとしたが、


「わかった!決闘を挑もう。その代わりエリアはこの村のみ、お前は俺を殺してもいいが、俺はお前を殺さない。それでいいか?」


「いいだろう…では、いくぞ!」


「イグゼルさん…大丈夫なんですか!?」


エレナは不安げな顔をしながら俺を心配する。


「大丈夫だ。と言いたいが少しきつそうだな。市販の剣なら俺の技でぶっ壊れてしまう。」


「えー!じゃあどうするんですか?」


「まぁ、見とけ。」


イグゼルはそう言うと剣をしまい、呪文を唱える。


「水の女神よ……聖なる雫を我力に変えよ」


そうすると、足元に青い羅針盤が現れた。体全身に水がまとい、髪が青くなる。


「ほぉ、水の力を使えるわけか。でも、無駄だぜ、」


そう言うと、アベルは拳を構え攻撃の準備をした。


俺はアベルの元へ走り、技を繰り出す。


「水剣術#流刃__りゅうじん__#」


水の刃を上下に振りかぶった。しかし、アベル一瞬にして消えて俺の背後に回った。


「#被曝天元!__ひばくてんげん__#」


黄色の拳を俺の背中に当てようとしたが、俺は瞬時に技を繰り出す。


「#海鳴り__うみなり__#」


剣を振りかぶると地面から水の壁のように空へ上がる。アベルはその威力で、ダメージを食らう。


「ぐはっ!」


「水魔術!#渦潮天蘭__うずしおてんらん__#」


イグゼルはさらにその水を渦に変え、アベルを地に叩きつけた。


「くそ…中々の強さだな。だがっ!」


アベルは足を上げ円を書くように回り出した。


「#円天!__えんてん__#」


アベルの足から出た炎は円を書くにつれて強力になり、俺の方へ飛んできた。


カキンッ


俺はその炎を剣で止めた。しかし技を出した剣は刃こぼれのせいか真っ二つに割れ、食らう。


「ぐ……。」


「どうだ!中々聞くだろう。それにお前の剣は潰えた。どうする?」


「へ…。作戦通りだ。」


そう言うと俺は青色の髪や水が、炎に変わり

俺はアベルの方に手を差し伸べる。


「俺の勝ちだ。」


「何を言って…いー」


すると、イグゼルの水で濡れたアベルの体は、水から炎に変わった。


「なんだこれ水が炎に!お前何をしやがった!」


「知らないのか。出した属性は、違うものに変えると、その属性も変わるんだぜ。」


「くそ…くそ!」


炎はアベルの体をまとい、酸素を無くした。






次回 旅立ち

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