華の花高生?!
私、森島結花は、たった今華の高校生になった。
花川高校の、一年生。
「う…受かったあー!!!」
やばい、人生で一番嬉しいかもー!!
受験番号の427をはねのけて!!
私は受かってみせた。
さっそく純に言わなきゃ!!
「純!あたし受かった!!」
ニッコニコの私とは、まるで6と9くらい正反対な純。
嫌ーな予感。
「え…嘘でしょ?不合格…?」
私は泣きそうになる。
「ぐすっ…俺、受かってる…。」
純の小さな小さな声。
「…はい?受かったの?」
まさかの展開。
「はい、受かりました。」
―――ガタッ
思わずベタな反応をしてしまった。
「何だよ!何で顔キレてんの!?」
「キレてないよー、泣きそうなの我慢してんのお!」純は声を震わせて言った。
こいつ、やっぱずれてる。そんな事を思った。
でもこいつ、彼氏なんです。
顔は超イケメンなのに、性格は、ちょっと女々しくて、超ずれてる。
通称、ずれメン。
私と長谷川純は、去年の冬から付き合っている。
まあ、告白は勿論、純から。
それもウザイ位、超ー熱烈な。
純は告白の時から、既にずれていた。
だって、告白の場所は、何故か教室の隅。
しかも、皆がいるとき、大声で。
「結花ちゃん!す…つきです!」
…そして極めつけは、大事な所で、まさかのミス。
あの時は、超恥ずかしかったけど、何でか、普通に
「私もー。」って言っちゃったんだよねえ…。
まあ、確かに、純は超大切にしてくれるし、私も好きだ。
…けど、純のずれ度は…ひどい。
例えば、一緒に下校した時に、
「喉乾いた」って言ったら、猛ダッシュで走って買ってきたのが…。
…はい、野菜ジュース。
しかも、100%。
そんな可愛ーい彼氏と一緒の高校に入った訳。
私は、楽しみと嬉しいのと…不安。多分大丈夫。うん。言い聞かせる。
正反対の性格なカップルの波乱な高校生活が今始まる。




