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夢現  作者: 宵の明星
1/3

日記




珍しい日もあるもんだ。




今日は彼等に会えなかった為、退屈な一日を過ごしてしまった。



……まぁ、こんな日もたまにはあるのだろう。



彼等の事は正直な話、今でもわからない。



俺にとっては、幼い時から見えて当たり前だったから特に気にしてはなかった。



しかし見えているのは俺だけだったから、幼い時は周りの人に彼等の事を言っては叱られたり、病気じゃないかと心配された。



だが、彼等は確かに存在する。



そして、存在してるからには必ず存在する理由があるはずだ。



そこで俺は思う。



……恐らく彼等は、なにかを伝えたくて存在しているのだと。



だから存在するのだと。



だから俺は……

彼等が何故存在しているのか



いや、



何を伝えようとしているのかを確かめたい。



だってそうだろ?



誰も彼等のメッセージに気付かなかったら……



彼等がなんの為に存在しているのかがわからない



それは寂しい事だし、

なにより彼等が報われない。



だから俺は彼等のメッセージに答えてあげたい。




彼等の力になってあげたいんだ。




ふう……




眠くなってきたし、

そろそろ寝るか……



特に書くことがないから、ずいぶん余計な事まで書いてしまった。



やはり慣れない事はするものじゃないな。もう日記なんて書くのは止めよう。




そして俺は再び彼等に会える事を願い……



日記を閉じた……




2007年 夏



「桐島 樂」



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