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朝倉の異変【66】

※ 今日は2回更新です。


 学校が終わり、その帰り道。

 俺と上田は公園のベンチで腰掛けて話していた。

 上田が朝倉のことで相談してきたのだ。

 深刻な顔で相談してくる上田に、俺も今更になってようやく朝倉の異変に気付いた。



 上田が俺にぼそりと言ってくる。

「――どう思う?」


 ……。


「朝倉の奴、マジでヤバくなってきている。オレもたいがいゲーマーだけどさ、あそこまでいくとさすがに……」


 飯、ちゃんと食ってた感じだったか?


「飯どころか寝てないんじゃねぇかって思う」


 そんなにヤバイのか?


「……」

 上田は無言で頷いた。


 しばらく間を置いた後。


 俺は静かにベンチから立ち上がった。

 見上げてくる上田に、俺は真顔で告げる。


 俺たち、朝倉のダチだよな? だったら手を差し伸べてやるのもダチなんじゃないかって思う。朝倉にどう思われようと、俺は朝倉をこのまま見捨てることなんてできない。


 ガタリと。

 上田が勢いよくベンチから立ち上がる。

 力むように拳を握り締めて、


「だ、だよな? オレもダチだからさ、朝倉のことをこのまま放っておくことなんてできない。みんなで一緒に進級したいし、卒業もしたい。――よし! なんとしてでも朝倉を学校に登校させようぜ」


 決まりだな。

 俺は上田に向けて右の拳を軽く突き出した。


 微笑して。

 上田が俺の拳に軽く拳を当ててきた。



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