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作者: 虚鉄

いつまで夢に逃げてるんでしょ……?

あー、いかん、寝過ぎた。

時計の針は10時をとうにまわっていた。布団に入ったのが22時ジャストだったので、12時間以上も爆睡していたことになる。

ガラス越しに照り付ける陽射しは昼のそれと大差ない。ああ、暑い。くそ暑い。

寝過ぎたとき特有のだるさと頭痛を感じながらベッドを降りる。パイプが軋み、身体も軋む。

口内に溜まったどろっとした不快な唾を洗面所に吐き捨てる。ついでにうがいと冷たい水を頭から浴びるけれど、全く不快感は拭えない。

ふらふらと部屋に戻る。倒れ込みたくなる衝動を抑えて、デスクの開店イスに重力にまかせて座った。

なーんにもやる気がしない。とりあえずだるい。頭も回らない。あー、思考停止思考停止。

惰性でノートパソコンを開いて起動。

立ち上がるまでにキーボード枕に倒れ込みそうだ。

そういえば何か大変な使命を負って寝たような覚えがあるけれど、なんだったっけか。

目覚ましアラームことWINDOWSの起動音が鳴ると同時に、視界の端でケータイがぶーぶー唸り始めた。

待ち受け画面には、手紙のアイコンと新着メール・3軒の文字。ひとつひとつ開いていく。

一つめはメルマガ、二つめはクラスメイトから文化祭のお知らせ。両方ともどうでもいい。選択2軒、削除、はい。

しかし最後のメールだけは見逃せなかった。

それは友人からのものだった。

要約すれば、『宿題が済んでいるならプールにでも行かないか』ということだった。

『宿題』。この二文字の小学生でも知っている単語に腕を掴まれ、一気に現実へと引っ張り上げられる。

目が冴え頭がいきなりフルスピードで回転を始める。昨晩のことが脳内にダイジェストで放送される。

やってもやっても減らない宿題、迫り来る睡魔、破滅の呪文『ちょっとだけ仮眠』重ねて『起きたら続きやる』そして現在。

ケータイの液晶の端には『08/31』と小さくも残酷な悪魔が鎮座している。ノートPCにも同じく。

隣には『11:07』の数字列。

――いっそ、目覚めなければよかった――……

ない脳と心に鞭打って、私はペンを手にした。

長い闘いの、始まりだ。


始まる


 夏休みの宿題が31日までに全部終わってる人って、どんな禁術を使ってるんでしょうねぇ……

 あ、どうも、虚鉄です。

 今年は夏休みが9月2日まであるので、この主人公と違ってちょっと余裕がありますね。

 とか言ってると結局終わらないので注意してください。

 ちなみにこれは帰省中にケータイでなんとなく書いたものなので私の宿題が終わってないこととはあまり関係ないです。……きっと。

 乱雑な文ではありましたが、閲覧ありがとうございました。

 また機会があればよろしくお願いします。

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