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星に願いを  作者: 青鯖
23/38

パーティー準備

朝起きるとそこはいつもの寮とは雰囲気が違った。いつもよりうるさく聞こえる床を小走りする音があちこちから聞こえる。

(プラムは夜からなのにみんな張り切るなぁ)

私は身支度を整えて学校に行った。いつもは休日でもそれなりに賑わっている学内だが、今日はあまり人がいない。私はそそくさといつもの教室に向かった。この教室は忘れられたのか生徒も教師も来ない。だから今では、自分オリジナルの鍵も作って、完璧な私の家となっている。まだ未完成で枕と布団、と元々あった椅子とテーブルだけしかないが後々ソファベッドも置きたいと思っている。風通しも日当たりも良い、騒がしい声も聞こえない。とても居心地の良い部屋だ。そこで色々作業をし、あっという

間にお昼が過ぎた。


そろそろ寮に戻りプレッテたちと合流しなければ。流石に準備はしていかなければと念を押され、午後からみんなで準備をする約束をしていた。


部屋に入るとみんなせっせと準備していた。

「リト、やっときたのね!待ってたわ!」

まだ準備前の三人と合流した。

「ではメンバーも揃ったことですし、湯浴みに向かいますわよ」

「お風呂に入るの?昨日入ったけど」

私の言葉に三人は何を言っているのか分からないと言いたげな顔でこちらを見た。

「何を言っているのリト、パーティー前の湯浴みは当然でしょ!」

「まさかリト……今までパーティーに出たことがないんですの?」

「いや出たことあるけど小さい時に少しだけだから…あんまり覚えてないんだよね」

自分でもなかなか苦しい虚勢を張ったものだと思う。

「まぁ、いいわ。早く行きましょう。時間は待ってくれないわ!」


「あんまり混んでないんですね」

風呂場に着いたがそこはガラリとしていた。

「他の方はもう済ませたのでしょう。それでは髪を洗い合いましょう!」

私たちは四人で円になり、互いの髪を洗い合った。

ゴシゴシゴシゴシ……。

「一つ聞いて良い?なんでこう互いに洗い合っているの?」

私は色気のないこの絵面への疑問を抑えられなかった。

「相手の髪を洗うとなると丁寧にならない?」

そういうものなのか。

「真に受けたらダメだよ、リト!ただリリィがやってみたかったからなんだから。」

「プレッテ……なんでわかったんですの?!」

「分かるでしょ普通。あなた分かりやすいのよリリィ。」

「髪洗い終わったよー!」

「あら、もう手際いいわねプレッテ」

「えへへ、リトの髪サラサラで…毎日どんなケアしてるの?」

「え、私?!特に何もしてない気がするけど」

髪洗いが終わり、流れるように風呂場を後にする。そこで30分ほど歓談したあと風呂場を後にした。


湯浴みが終わり、軽く体を伸ばす。その後すぐメイクに取り掛かった。次はドレスを着る。そして髪のセットをして準備はできる。

リリィは赤い髪に赤いドレス。強かで気高い。とても綺麗だ。セリーは黒髪に濃い紫のドレス。メガネは外していて、いつもより大人っぽくなっている。プレッテは白にベージュや金が施されたゴージャスなドレスを着ている。美しいというより神々しい感じだ。

(それに比べて私は………)

自分のドレス姿を見て不恰好だと心底思う。

「なんとか全員準備は終わりましたわね」

「えぇ、時間ギリギリで焦ったけど間に合って本当に良かったわ」

「じゃあここからは別行動だね」

「待ちなさい。ローブを忘れてるわよ。」

「これは?」

「夜の外は寒くてドレスで歩いたら風邪を引いてしまいますわ。さらにドレスはとっておきにして男性をドキドキされないとですわ。」

渡されたローブを着る。凄いモフモフしていて気持ち良い。

「じゃあ今度こそパーティー会場で会おうね!」

それを合図に私たちは分かれた。

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