【用語集】
◆精霊
人間界とは異なる層に居る存在。彼らの力を借りることで超自然的な現象を起こすことが出来る。
普通の人間には見えず、彼らを知覚できるのは精霊使いか精霊士のみ。火・水・風・土・光・闇の六属性に分別される。人によって異なる姿に見えることから、生き物ではなく、空気中に漂う超自然力を精霊と視認しているだけという説もある。
◆精霊使い (エレメンタラー)
精霊を知覚できる人間のこと。先天性の能力であり、後天的に身に付く事は無い。
通常、3~5才くらいで能力が発現する。そのまま放っておくと、成長するに従って精霊を見ることが出来なくなることが多い。
◆精霊士 (エレメンタル・マスター)
精霊を扱う術を身に付けた精霊使いのこと。正式名称はエレメンタル・マスターだが、マスターまたは精霊士と呼ばれることが多い。
精霊使いが幼いころから修行を積むことで精霊士になることが出来る。正式な精霊士と認められるには、クレシア教国にて行われる試験に合格しなければならない。
◆小精霊士 (エレメンタル・スート・マスター)
二~五属性の精霊を扱うことのできる精霊士のこと。スート・マスターと呼ばれる。
精霊士の大半は一属性の精霊しか扱えないため、非常に希少な存在である。
◆大精霊士 (エレメンタル・アルカナ・マスター)
六属性全ての精霊を扱うことのできる精霊士のこと。アルカナ・マスターと呼ばれる。
小精霊士よりもさらに稀有な存在。戦いに参加すれば、一個旅団クラスの敵すら圧倒すると言われている。
彼らには、それぞれ最も得意とする属性を冠する二つ名が付けられる。現在、存在する大精霊士は以下の四人。
”燦光のアルカナ” シモン・サルナーヴ
”烈風のアルカナ” ベアトリス・クレヴィ
”岩のアルカナ” スフィール・ビュッケ
”炎のアルカナ” シャンタル・フラメル
ちなみに使役できる精霊の数は、属性数の累乗に比例して増加すると言われている。つまり一属性のみを持つ精霊士と、大精霊士が扱える精霊数には10万倍以上の差があることになる。
小精霊士と大精霊士はいずれの国にも所有されず、いかなる法にも縛られない。王族すら超越する存在である。




