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プロローグ






「人は空を飛べるのではないか」

「あんなに大きな鉄の塊でさえ空を飛べるのだから」


「願えばどこにだって行けるのではないか」

「テレビの向こうにはこんなにも世界が広がっているのだから」



そんなことを毎日飽きもせず考えていた私はどこに消えたのだろうか。




藤堂琴音 25歳 職業 介護士



「介護士なんて立派な職業じゃないか」周りの大人は口を揃えてそう言うけれど

「人の役に立ちたいので」とか「高齢化が深刻な社会問題になっているので」とか

そんな大層な目標を掲げてこの世界に足を踏み入れたのではない。



成り行き、そう、成り行きなのだ。

「まぁ、各段やりたいこともないし、いいかな。」

なんて考えていたら、ほら見たことかとあっという間に4年が過ぎていた。



家に帰れば温かいご飯も食べられるし、雨風が凌げる家もある。

ある程度普通に生活できる分だけのお金を稼いで、

週末には大好きなお肉を食べて、ほんの少しの贅沢をして、

明日を生きるために今日を生きて、

それだけで私は幸せなのだ。




「それにしても今日も普通の一日だったな。」



ただ少し、あまりにも普通過ぎる毎日に飽きつつあるのはここだけの話。



「何かこう違った、もっとこう刺激的なことが起きればいいのにな。」

「イケメンが空から降ってくるとか、魔法のランプが手に入るとか。それはないな。うん。」



こんな普通過ぎる毎日が恋しくなるのは、もう少し先の話。







初めまして。えだまめです。

仕事の休み時間にノリで書き始めてしまいました。

初めて小説を書きますので温かい目で見ていただけると嬉しいです。


よろしくお願いします!

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