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「窓際の天使」  作者: おみず
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1話!

何か色々ミスりました笑笑

「きゃー!また同じクラスだー!」

廊下でこんな言葉が飛び交っている。

今日は4月10日。入学式当日だ。私は中学生。

これから新しい環境で、新しい制服を着て毎日を過ごしていく。


地獄の日々だ。


新しい環境と言っても、大体が小学校からの付き合いだし、そこまで変わっていない。ならどうして地獄の日々なんて言うのかって?察しのいい人はもう気付いてるかもだけど、私には友達というものがいない。いつからか、友達の作り方が分からなくなってしまった。いつも流されるだけ周りに流されて生きていた。だから今も私は教室の隅っこで1人、黒板を眺めている。ドラマで観るような典型的なぼっちには絶対になりたくなかったが、あいにく私の苗字は「山田」だ。

高確率で隅っこ間違いなしだ。

小学校の頃は「渡辺」さん達のおかげで本当の隅っこはま逃れてたけど、このクラスには渡辺さんがいない。不運なものだ。


といっても、案外隅っこは楽しい。授業中寝ていてもバレないし、というか基本授業中何してもバレない。こっそり後ろの荷物だって取れるし、隣の人と話すことだって可能だ。(実際話す相手がいるかどうかには触れないで欲しい)それに何より日光が当たる。窓際だからね。とっても暖かい。


こうして私はクラスの誰にも聞かれることのない窓際のメリットを語りながら外を眺めていた。すると、体育館の前に沢山の人が集まっているのが見えた。

ああ、もう1年生入場か...。大変だなあ...。



.........



え!?

1年生入場!?気が付けば教室には私以外誰もいない。


(ヤバい!)


そう思って私は一目散に教室を飛び出た。階段を駆け抜けた。



ツルッ





「あっ」





ビターン!!


大きな音と共に、全身に衝撃と痛みを感じた。


「うう...。」


情けない。踊り場にある大きな窓の外にいる鳥の鳴き声が、私を「バーカバーカ!」と嘲笑っているようだった。ああもう...。嫌々ながらも立ち上がった。

その時だった。

私の目の前に、天使が現れたのは。


\( 'ω')/ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーーッッッッ!!!!!

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