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詩*卒業写真*

夏の日のソーダ

作者: a i o

君、氷の欠片になり

溶けていって


ソーダの透明

弾けた記憶


溺れていく

掻き回すストロー

その先のスクリュー


沈めた夏の日

白雲に反射する思い出

熱に浮かされた私


好き、と言ったって

アイスブルーの空

そのかたちを保てずに


君、その熱を冷ましていって

君、その熱に溶けていって


吸い込まれていく

飲み込んでいく

胸の中で弾ける気泡

好き、と言ったって

そのかたちは保てないから


空っぽの

グラスの透明

外側をつたう雫


まるで変わりのない

夏の熱




私、また渇いていく







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― 新着の感想 ―
[良い点] 好き、と言ったって そのかたちは保てないから その言葉と、ソーダの描写、秀逸と思います。 最後に 私、また渇いていく とは、何か物足りなさを感じる一言に見えますね。 なろうの詩の世界は…
2015/08/03 22:14 退会済み
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