ゲームルール
ピロリロリン
《今からゲームのルール説明をします。如月高校の1ーAに集合して下さい。》
こんなのアリかよ…
俺は、仕方なく学校へ向かった。
同日 AM10:00 1ーA
教室の扉を開けると、そこには7人のクラスメイト。
俺が最後だったらしく、教室に入ったと同時に学校のチャイムが鳴り響いた。
チャイムが鳴り終わると、教室に設置されたであろうテレビが映った。
そこに目を向けると、昨日の女の子が映っている。
『あ、あいつ…』
あいつは昨日俺を無視したやつだ。
あんなに話しかけたのに…
[お集まりの皆さん、ようこそ。このD×Dゲームへ。今、ここに居るあなた達は選ばれた存在。]
選ばれた……?てかあいつあんな喋るんだな笑
[あなた達には今からこのD×Dゲームに参加してもらう。ルールはこちらが出すお題をクリアしてもらうだけ。舞台はこの如月高校。最後まで生き残った者が勝者。この世界の神になってもらう。]
神?
何言ってんだ、こいつ。中二病かよ…てか、
『生き残るってなんだよ』
[うん、それはこのゲームのルール。実際のルールは‘‘殺し合い”。お題をクリア出来なかった場合、あなた達は死にます。そう、こんな風に。]
一人の男が入ってきて、目の前にいる男子にナイフを刺した…。
え、何が起こったんだ⁈
殺された…?
『きゃああああああああ‼︎』
近くにいた女の子が叫んだ。
[これがルール。じゃあ、明日からだから。]
それを言い終わってテレビは消えた。
殺し合い、マジか。俺はなんてゲームに参加しちまったんだ…
『…………』
その時、俺は気づかなかった。俺をずっと見てた存在を………