プロローグ
はじめまして、白銀です。
初心者です。文才がありません。ときどき暴走します。
生暖かく見守ってください。
あと、ネタの伏字って題名を伏せるんですか?技名の方を伏せるんですか?もしくは両方?よければ教えてください。
「…どこだ此処?」
落ち着け、落ち着け俺!
何故か知らないが俺は現在、周囲360°真っ白な不思議空間にいるのだ。
…とりあえず現在は何故俺が此処にいるのか思い出す必要があるようだな。
え~っと、俺の名前は國城優輝でバリバリの高校二年生!両親は二年前に交通事故で
亡くなってしまった…まあその話は置いておいて、
たしかいつもどうり遅刻ギリギリ家を出て学校に着いて、普通に授業を受けて、帰宅部だからそのまま帰って
その後…あれ、そのあとの記憶がない、どゆこと?
「…記憶がない、そしてこの真っ白な不思議空間…、これはもしy」
「うむ、ここは死んだ者の魂が帰る場所の一歩手前じゃ。」
「んをわぁ!!」
俺は突然、背後から話しかけられて不覚にも驚いてしまい、奇声を上げながら背後にいた人物の頬を思いっきり殴ってしまった。
バキメキ!!
「あべし!!?」
背後にいた人物は世紀末的雑魚の悲鳴を上げながら後方に吹っ飛んで行った。
…っていうか!さっき背後にいた奴が此処は死後の世界的なこと言ってなかったっけ?
「いたたっ、まったくひどい目におうたわい。」
と言いつつ何事なかったかのように背後にいた人物が起き上がった。
…その人物の格好は昔読んだ本に描かれていた古代ローマの上流階級のような服を着たハリー○ッターのダン○ルド○校長のよう
な顎鬚が生えている老人だった。…うーん、ここまできたら十中八九俺の思考を読むんじゃないかなぁ?んで自分は神様だぁ~
なんて言うんだr
「ほほう、人間にしてはよく考えているのう。いかにも、お前さんの思うておる通り儂はおぬし等の言う神というものじゃ。」
あ~やっぱり、ていうかマジで思考とか読んじゃうんだ。
「いや、それは違うぞ人間よ。儂はおぬしの思考は読んでおらぬ。おぬしの思考がだだ漏れなだけじゃ」
はぁ?マジかよ。
「マジじゃ」
「ふ~ん、んじゃそれはもういいや、それよりも俺は死んだのか?此処に来る記憶がないんだけど?」
「うむ?随分あっさりしておるのう。まあいいかの説明もめんどくさいしのう。それより、此処に来る時の記憶がないのかのう?」
「ああ、たしか学校から家に帰る途中までは覚えているんだがなあ…」
「ふむ、まあ自分の死因は気になるじゃろうな。どれ、儂が教えてくれよう。」
…いや、教えてくれるのはいいんだけど…
「なんじゃ?神たる儂に文句でもあるのかのう?」
「いえ!何でもありましぇん!」
「噛んでおるぞ…はぁ、まあよい、ではおぬしの死因を言うてやろうぞ。」
と言い、この自称神様はどこからか取り出した丸メガネを掛けて書類を手に持っていた。
…今の姿を見たらただの公務員だな。
「五月蠅いぞ人間!今説明してやる。…え~っと、おぬしの死は事故死じゃ、具体的にいうとロードローラーでミンチじゃな。」
「っんな!何故にロードローラー!なんでそんなもんに…」
「あ~…それはな…ん~っと…その…っな。」
「あ?おい、なんでそこで言いずらそうにしている?…まさかテメェ~」
まさか、またテンプレか?
「っう!あ~…その…すまんかった!!」
「っ!此処までテンプレが続けばもしかしたらとも思っていたが…手違い系か?」
「う、うむ。そのとうりじゃ、本当にすまない!本当ならおぬしは寿命をまっとうして97歳まで生きる予定じゃったのだが、
こちらの書類の手違いでの、予定外の事故を起こしてしまったのじゃ。しかも本来ならば生きていなければならぬ魂だから
死後の世界に送ることもできんのじゃ。」
「ま、マジかよ。じ、じゃあ俺はこの後どうなるんだ。」
「そこなんじゃがのう。おぬし、異世界に行ってみんか?」
「は?異世界?これまたテンプレだな。剣と魔法のファンタジーの世界か?」
「うむ、そういう世界じゃ。どうじゃ、行ってみんか?侘びとしておぬしの願いを5つ程度までなら叶えてやるぞい。」
「マジで?行くぜ行くぜ行ってやるぜ!どうせ元の世界では肉体がミンチだから復活できないとかいうオチだろ?
それなら行くぜ!異世界によ!」
「ふむ?おぬしは怒らんのか、実質儂がおぬしを殺したようなもんじゃぞ。」
「あ~いや怒る怒らん以前に死んだ実感がねえからな、しかも生き返るんだろならいいよ。元の世界にはたいして
大切な人もいなかったしな。」
両親は死んじまったし、友人はいないし、幼馴染もいないし、恋人もいないからな。
「っう、それはそれで悲しいのう。まあおぬしがいいんだったらいいのだがのう。…それでは、願いを言ってみい、
不老不死や神にしろとかは無理じゃができることならなんだって叶えてやろうぞ。さあ、言ってみい。」
「ふむ…」
さて、なにを願おうか…
~二時間経過~
「よし!決まったぁ」
「む、やっと決まったかの。さあ、言ってみい」
「んじゃまず
1つ、その世界の知識
2つ、能力開発能力
3つ、物質具現化
4つ、自分が知っている漫画、アニメ、小説や自分のオリジナルの魔法や超能力や技等を使えるようにする。
5つ、自分が知っている漫画、アニメ、小説のキャラの身体能力(体力や魔力そのキャラの特性等を含めて)を使えるようにする。
以上だが、できるか?」
正直これはチートだからな、いくつか減らされるか制限つきだろうな~
「ふむ、この能力開発能力というのはなんじゃ?」
「あ~これは、読んで字の如く自分の能力を開発する能力だな。こう、千里眼とかそういうな能力だ。」
「ほう、これはあれじゃな、向こうの世界ではスキルというものじゃな。」
「ふ~んスキルねえ、あ~もしかしてこれはだめなのか?」
やっぱり無理か~
「いや、だめではないのじゃが少し制限が付くぞ。」
「ふむ、どういう制限だ?」
てっきりだめなのかと思ったが…
「うむ、すでに向こうの世界にある『スキル』は開発できぬだけじゃ。」
「既存の『スキル』は無理ね。ん、了解。他には何かあるのか?」
これだけならいいんだが。
「あるぞ、物質具現化は生物は無理じゃ、4つ目と5つ目は神や邪神、自分の格よりも上位の存在の関連した者は無理じゃな。」
ふむ、それだけなら別に大丈夫か。
「あ~あとおぬしらの科学技術にあるAI?は生物にははいらんからの。」
「あ~了解。とりあえずは願いは以上だけど、他になんかあるのか?」
とりあえず終わったんなら早く行きたいのだが。
「そう急かすな。あとはおぬしのステータスを見るだけじゃ。」
と言いつついつの間にか手にリンゴ大の水晶玉をもっていた。
っていうかさっきからどうやって物だしてんだ?まあ、それよりも…
「ステータス?」
「そうじゃ、この水晶に手をかざすとおぬしのステータスが表示されるのじゃ。まあ、百聞は一見にしかず、試にやってみい。」
ふむ、ステータスったら自分の実力が表示されるものだからな、向こうに行って自分の実力がわからんのは後々大変そうだからな、
知っておいて損はないか…
「おし、やってみるは」
かざせばいいんだな。よっと。
ペカ―――――――
「魚っ!眩し!!」
ううっ、目が!目がぁぁぁぁ!!
「ほほう、おぬしなかなかの実力じゃのう。」
「ほへ?」
ん?なかなかの実力…だ…と!
「まあまあ、この水晶の中を見てみい。」
名:國城優輝
:元世界(異世界)
基本体力:F(B)
基本攻撃力:D(A)
基本防御力:E(B)
基本魔力:A(SSSS)
基本瞬発力:E(A)
基本精神力:A(SSSS)
基本運:F(C)
SSSS・SSS・SS・S・A・B・C・D・E・F・G
……
「…これは、すごいのか?」
正直ようわからん。
「うむ、まあそうじゃろうな。簡単に言うとかっこで囲まれてないのが元の世界でのおぬしの実力、囲まれているのが異世界での
実力になるのじゃ。んでランクがあっての、G~SSSSあるのじゃが、G~Aまでが平凡の人間が会得できるのじゃ。S~SSSSは一種の
才能ある者でないと会得できないのじゃ。」
「ほ~って、俺魔力と精神力がSSSSなんですけど…」
「うむ、それはおぬしの才能であろうの」
「へ~そうなんだ。」
「ちなみに、攻撃力と防御力がSSSSは勇者が魔力と精神力がSSSSは魔王というらしいぞ。」
……………っは?
「マジで?」
「マジじゃ、じゃから迂闊にステータスを他人に見せんほうがよいぞ。」
「ああ、そうするわ……」
魔王って…ばれたらどうなんだろ…極刑か極刑なのか?
「まあ見せんかったら問題ないじゃろうて。さて、まだ説明するものもあるがそれはおぬしに授ける『その世界の知識』で
確認でもしてくれい。」
「ん?ああ、そろそろ送ってくれるのか?」
けっこう此処にいたなあ。
「うむ、それでは送るぞい、運が良ければまた会おうぞ。」
「ああ、それじゃあな。」
「では、逝ってくるがよい。」(ニヤリ)
「はあ?何を言t」
はあ?何を言っている?そう言おうとした時、突然足元の感覚がなくなったと思ったら真っ黒い穴から墜ちていた。
「ぎゃあああああああああああああぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
「ふぉふぉふぉ、最初に殴られた仕返しじゃよ」
糞神がぁぁぁ覚えてやがれぇぇぇぇぇ必ず埋めてやるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
そんなことを思いながら俺は真っ黒い穴を墜ちて逝った…
おもしろい、と思ってくれた方。つまらんからもう読まん、と思った方。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
よければ感想をお願いします。
まあ、鈍亀更新なので次がいつになるのかわかりませんですが…