8話
(GOD World)
そこでは密かに眠っていた、2人の始祖神…ダークネス・ラドンと大創神仏が目覚めていた。2人はその境界線で再会を交わした。「長い間眠っていたようだな…我々は。」「あぁ、俺が創った魔界は今どんな状況だかなぁ…」2人はそんな会話を交わし…
「久しぶりに戻らないか、ラドンよ。我々の故郷へ…」大創神仏が問いかけるとラドンは賛成した。「良いだろう。何か起こっていれば我が止めに入ろうか、これでも創った身だ 」ダークネス・ラドンはその大きな暗黒に染まった翼を大きく広げ魔界へと降臨する。「さて…私も向かうとしよう。」大創神仏は力でGOD Worldからワープして人間界に降臨する。(その頃……)
「…私はとんでもない物を生み出してしまったな。あの3人にはもう手をつけられない。あの子のようにデータごとの消去しようとも結局は消し去ることができない…特に害が無くて良かった…」(そして各魔界、人間界では)人間界の中心には大創神仏が降り立っていた。しかしその姿は人間達には見えていない。
「ふぅん…やはり魔界の手が入っていたか、あそこには山は存在しなかった。神獣達が何とか対処をしてくれたか?いや違うな…では誰が?」そして、魔界では賛成派アジトにダークネス・ラドンが降り立っていた。身長190cm以上と高いが巨大と言うほどでは無いため入口から入っていく。「いつの間にこんなのができてたのか。ダーマは元気にしてるかね?」その頃部屋ではラークが強大な力を感じ取っていた。「何だこの感じ…とんでもないのがここに入ってきたな。敵ならば…アタシ達は100%負ける」ラークは……
…………(終わりの空間)
……まだアイツはのこのこと生きているのか?
速く……消えてくれ。そして君はこっちを見ている?
【異常が起きてしまいました。すぐに修正いたします。】
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ラークは恐怖心と不安を抱いていた。戦闘となれば確実にこの場は崩壊し、犠牲者が大幅に出る。「おぉ、ここにいたのか」背後を振り返るとそこには背の高い悪魔なのか魔族なのか分からない者が立っていた。「あ、ラドン様お目覚めになられたのですね。」ダーマはどこか久しいような感じでラドンに対して話しかける。「おぉ、久しぶりじゃねぇか…お前今はダーマって偽名にしてるんだな」「ラドン様こそ…偽名でしょう?本名は別にあることしか私はわかっていません、いい加減教えてくれませんか?」
「いや今はまだ早い、今日の夜教えてやるよ。」「あ…(2人は察し)よし、アタシらはもう用はないからじゃあなぁ〜また何かあれば言ってくれ。」2人は何かを察したような感じがして気まずくなりそそくさとラークは天界、アカイは人間界へ戻って行った。しかし、人間界には大創神仏がいた為アカイはすぐにその存在を認知した。なぜなら人間には見えないものの人間界の中心に強大な力を持つ始祖神が降り立っているのだから。ますます、興味を引かれて近づいていくが、一方の大創神仏は呑気に眠っておりアカイが近づいてることに気づいてない。
「て…寝てるのか…何でこんな神に強大な力があるんだか…知りたいねぇ。」それを聞き、即座に眠りから覚める。「なんだ君、せっかく眠っているのに起きてしまっただろう。しかもなんだ、何故こんな神にあるかだと?あまり舐めないで欲しいものだ」アカイは少しの間沈黙し、何事も無かったかのように通り過ぎようとしたが巨大な手で阻止され「何逃げようとしているんだ、まだ話は終わってないぞ。今さっき起きたばかりだからまだ眠いんだせっかく寝ていたというのに」「まだ説教かよ…」