5話
……こんにちは、私は始まりの神。少し前まで天使の少女だったんだけど、記憶が戻ってね…今は始まりの神としての力を取り戻したさ。
それで、ちょくちょく作者が構造を解説してるみたいだけど…もうちょっと詳しく知りたくない?
これから私がこの世界の出来事や構造などを教えてあげようと思う。
まず、魔界、天界、人間界……知っていますね?魔族と悪魔が人間界と天界を求めて攻め込んだ…でも結局、ラークやアカイによって阻止された…そして、魔界内では紛争が起こった…全く魔界は何やってるんだって思わないですか?
現実は悲しいですね…争いは存在してしまう…境界線に防壁として存在していた基数構造つまり集合までも破壊されてしまって、そして争いが一時止んだかと思えば次の争いが起きる…非常に残念なことです…なぜ争いは存在してしまうのでしょう…理解ができません。貴方はどう思うでしょう?争いはなぜ絶えないのか…領土の問題?資源?考えれば複数の可能性が出てきますね。
もしくは…争いを好む存在なのか?そう考えるとあまりいい気持ちにはなりませんよね。そして話が変わるかもしれませんが、魔界や人間界、天界では1、2、3……自然数全体の集合濃度そのものでもある…つまりアレフ0であり自然数と一対一で対応でき、基数構造の濃度はそれよりも集合濃度が大きい、全ての加算順序数より大きい非可算集合であり、自然数全体の濃度よりも大きく非可算であるため第一不可算順序数、それはℵ1で可算無限のℵ0の次にあるより大きな非可算無限の濃度を持つ集合…そして本当は論理空間や可能世界ではなく可能性の広がりが内包されていると言われており、連続的な広がりを持つ無限に続く実数構造と一緒に含まれており内包されてはℵ1でありもしくはそれ以上の集合濃度であり、非可算集合です。
そして自然数よりも真に大きく、実数よりも真に小さい集合は存在しません。そしてℵ0<α<cである為c=ℵ1。しかし、cより真に大きい濃度を排除することはできないためℵ1以上と思われます。
さて、それでは話に戻りましょうか。魔界の目的としては領土の問題と資源が関係しております。
魔界は元々資源を多く使い、土地も必要となるため不足している分を奪い取りそれで補おうと試みた為です。だとしたら資源が豊富な自然区域を初めに狙うと思いますが狙らわない理由があります。それは自然区域に存在している神獣と別の基数構造です。
この基数構造も非可算であり、ℵ0<A…そして境界線にあった基数構造よりも集合濃度が大きい為ℵ1<Aでありℵ0よりも大きく、そのℵ1とAの間に無限基数は存在しません。そして、ℵ1とℵ2の間にも存在しません。そのためℵ2であると思われます。ただそれよりも神獣たちが強力であり一番の理由は神獣たちの存在が濃厚とされます。確かに神獣は強力であるため敵に回したくないのはわかりますね。まぁ…私に比べれば神獣達はおもちゃ扱いですがね。
ひとまずここまでにしましょう。ではまた…