3話
「リファエル?何でここにいるんだ?お姉ちゃんはどうした?」守護者がそう問いかけると、リファエルは「お姉ちゃんは…今病気で寝込んだままで…」と答えた。現在、天界では未知の病が発生しておりかかる確率は超低確率ですが稀にかかる天使がおり掛かってしまうと1年の内に死亡することがわかっている。「なるほど…それで、どうしてここに?」「ここの自然区域に……その病気を治す薬草があると聞いて…」
万能草 どんな病気でも一瞬で完治させることができる薬草であり、たとえもう助かることのできない病でも万能草であれば完治させることができる。しかし、数は数えられる程しかなく、年に1つ見つけることができれば奇跡と言われるくらいに数が少ない薬草である。「ん?なんかそういえば1つそれっぽいやつさっき見かけたな。」ラークがリファエルを連れて、その場所に行くと1本…輝いてる植物があった。「あ、これ…!万能草です!!」リファエルはラークにものすごく感謝をし、自然区域を出て即座に姉元へ向かった。
「お姉ちゃん!これ!」姉に万能草を見せると、姉を起きて「え…?これ…万能草じゃん…」「助かるよ…これで…」リファエルは思わず泣いてしまったが、それを姉が抱きしめ「ありがとう…ごめんね…お姉ちゃんの為に頑張らせちゃって…」
「アイツ…今頃姉貴に見せてる頃か…」「そうだな…さて、明日に備えよう。」龍神とラークはそんな会話を交わして、眠りにつく。そして、翌日……
「よしっ…配置に行くとするかな」それぞれの配置につき、見張りをする。
守護者は天界、魔界、人間界の中心へと。
ラークは天界へと。アカイは人間界へと。
五大神獣たちは自然区域から見張っている。神獣達は手に負えない時の最終手段としているようだ。そしてそれから数時間が経った時に…
「ん?なんか魔物と悪魔たちが、こっちに来てるな…」ついに魔物と悪魔は我慢の限界となり、一斉にして天界と人間界に襲いかかってきた。
が…守護者の加護によって妨害、アカイの創造によって地形が変わり妨害、ラークの破壊によってクレーターができ妨害。
一斉にかかったものの全て失敗に終わり、魔界に全員撤退していった。「ひとまずは、何とかなったな。」ラークは一息つき再び配置に戻る。そうするとリファエルとその姉がラークの存在に気づき声をかけた。「あ、あの!」「ん?おぉ、昨日の天使かその感じは姉貴の病気治ったんだな。」2人はラークに感謝して少し雑談をしてから帰って行った。ラークはなんだかやる気が出てきて、いつ魔界の連中が来てもいいように構えた。
人間界の方では、アカイによって地形が変動したにもかかわらず感謝された。何故なら、山ができて人々の登山や魔界から襲撃に対する壁となるからである。それでも神獣達は少しも気を抜かず観察を続けていた。
(宇宙…)
ラークが満足して、戻ったがまだ宇宙の詳細は完全ではない。銀河の中には、基数構造の階層を超越し、形而上学的な優位性と構造を内包したエネルギーも持つ恒星が紛れ込んでいる。それは銀河の根源伴っており、必ず銀河の中には含まれている。前提として太陽よりも遥かに規模が大きい恒星であり、エネルギーも桁違いである必要がある。そして、この銀河が集合すると共に形而上学的な優位性と構造が強まっていく。
そして宇宙にはその銀河を超える、ウルフィ団という天体が存在する。ウルフィ団に内包されている、銀河の一部の恒星が形而上学的な優位性や構造であるが、天体は恒星を超越、物理的構造を内包するエネルギーを持つ
銀河 形而上学的な優位性が強い。
ウルフィ団 恒星のエネルギーを超越、物理的な構造を内包するエネルギー持つ天体の集合