10話
急用が落ち着いたので、銀河系の解説をいたしますね。銀河では無限の恒星の集合…論理的に可能な世界、論理的に不可能な世界、アレフ数の階層の無限集合であり、この銀河が無限に存在する為、宇宙の構造は成り立ちます。
おや、こんな文章が残っていました。
「銀河には論理的な概念が存在しています。では、その論理的な概念とはなにか?それは可能世界と不可能世界による結合エネルギーである。可能世界による物理的に可能性の概念(エネルギー、可能性)と、不可能世界による否定的なエネルギーと不可能性の概念…そしてこれらが組み合わされることによる形而上学的な概念の発生。そしてウルフィ団という単一の銀河を無限に超越した天体の誕生、ウルフィ団には闇と言った概念的なものが含まれている。それに反して銀河は光という概念的なものを含めている。」
らしいです。
うーん…ウルフィ団とかは…まぁ簡潔に言うと銀河を無限に超越した闇の天体という事ですね。次に移りましょう。次は宇宙についてですが、宇宙内には闇(ウルフィ団)と光(銀河)が存在するということになりますね。まるで二元論的(二元性)な物として見れるかもしれませんね。そしてこんな宇宙がまだまだ存在していると……そしてこれらの宇宙を無限に内包した多元宇宙。とんでもなく広いですねぇ…。そういえばブラックとnullが暴れて、100を超える宇宙が破壊されて行きましたね。彼らの力はどれ程のものなのでしょうか…私は少し気になるところですが、気を取り直して。次の文章があるのでそちらに移りましょう。
「宇宙全体では、無限を超越した数の可能世界と不可能世界が存在する。例えをあげると「神が存在する世界」この世界では神がいることで、その力により富が栄え自然が豊かに育つ。そして「物理法則が異なる世界」その他もろもろの世界の集合により発生する物理的に可能な概念がある。不可能世界の集合による否定的なエネルギーと否定的な概念。これらのような世界が恒星に無限に含まれ、銀河に更にその恒星が無限に内包されそして、それもまた宇宙に無限に内包される。そして銀河全体とウルフィ団で光、闇の概念的なものが生じ、宇宙は闇と光の関係性が両立する構造となる。」
そういえば神で思い出しましたが、以前神々が謎に消え去ってしまった事件があったことをお話していましたよね。今もまだ大半の神が消えたままでして、現状まだ数えられる程度の神しかいません。これは……もう話してしまいましょうか。なぜこのようなことが起こったか…それは終焉の神による「終焉」という力が発動したからです。終焉とは名前通り終わらせること…発動すれば食い止めることはほぼ不可能です。
なんせ、無効化だとか不老不死だとか…その他もろもろの能力や特性を持ってしても逃れられなかったので。例として終焉が発動する前の神々がいい例で、不老不死のを持つ神、他存在からの影響を受けない力を持つ神…などなど、それらの神は終焉によって消え去りました。なので、終焉は発動すれば終わりでしょう。終焉によって…私も今は力を失った状態です。おっと、少しこの話はここまでにしときましょうか。ただ、これだけは覚えておいてくださいね。
いずれ、私達と終焉の神との争いが起きます。