2023年12月5日
ある晩、夢を見た。
家族で飛行機に乗り、どこかに行く夢。
飛行機が飛び立つ直前、何故か急に怖くなり、自分は飛行機から降りた。
沢山の乗客と自分の家族を乗せた飛行機は飛び立ち、
そして、自分の目の前で墜落した。
夢から覚めた時、なんて残酷な夢なんだろうと思うと同時に冷や汗が出た。
【家族がいなくなったら自分はどうなるのだろう…】
そう思った。
そう思わざるを得なかった。
何故なら、自分はどうしようもない無職だから。
【このままじゃいけない】
そう思った。
父はもう定年退職する年齢なのに、今も必死に働いてくれている。
兄弟もそれぞれ自分の力で生きていけるように頑張って働いている。
自分だけ何もしていない。
【家族がいなくなったら頼れる人はいるだろうか】
そんな人、どこにも居やしない。
何より、親孝行するべき年齢の自分がこんなので良いはずがない。
それは紛れもない事実であり、現実なのだと、そう思う。
いつか働こうと思い続けて数年、自分は何も変わっていない。
何も成長していない。
その間にコンビニのレジはセルフレジになり、
バイトやパートの時給は1000円台まで上がっている。
自分がレジ打ちをしていた時は、時給700円台だったのに…。
もちろん、当時はセルフレジなんてなかったから
レジは手打ちで、その他にポイントカード、スタンプラリーカード、割引券、
お客さんに色々聞かなきゃならない事が山ほどあって・・・・。
はぁ…、当時を思い出すだけで疲労感が襲いかかってくる。
スマホアプリの求人に目を通してみても、
どこもかしこも時給は1000円台。
今は物価は上がっているけれど、時給が1000円台になるなんて
ホント夢にも思わなかった。
どんな仕事であれ、1時間耐えたら1000円も貰えるんだ。
1000円あれば、些細でも親孝行ができるかもしれない。
コツコツ貯金をすれば、自立できるようになるかもしれない。
「・・・・・・・・・」
働いていない空白期間が長ければながいほど社会に出るのが怖くなる、それは本当だと思う。
それでも、動き出さなきゃ自分は何も変わらない。
だから、働こうと思う。
これからどうなるかは分からない。
ただ、弱音の捌け口としてここに書かせてほしい。
その日あったこと、どんな気持ちだったか、これからどう生きていくのか。
このブログのような小説を誰かに見てもらいたいなんて思わない。
ただ、書いていく、それだけ。
だから見つけたとしても適当に読んで、こんな人間もいるんだな~、くらいに思っておいてほしい。
その方が気が楽だから。