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検索可能な公式夏ホラー作品をひたすら読む  作者: 黒森 冬炎


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7/193

夏のホラー2020、初回掲載8/27分⑥

●作品46

最上段線八戸駅

作者:瑞江智祐

短編

5,991文字


内容

最寄り駅に女性の顔が浮かぶことを発見したふたりの会話


感想

何かの事件に取り憑かれたように調べる人、というのはホラーではお馴染みの登場人物ですね。


余談

婦女暴行描写が出てきます。かなり暴力的で歪んだ情景がある程度の分量書き連ねてあります。読む人をかなり選ぶ作品です。



●作品47

蛍沢駅にて君を待つ

作者:麻婆

連載(全6部分)

完結済

14,373文字


内容

行きたくもない飲み会に参加させられた帰り、知らない駅に到着する


感想

胸糞ーッ!なのですが、序盤から主人公の抑圧されて屈折した感情が丁寧に描写されているので、満足。登場人物は3人。三者三様の心理描写と行動が絡み合い、ホラーなんですけど人間ドラマでもあり。3人とも、心の動きにリアリティがあって、緊張感がありました。

原因となった人物を救済すれば解決する気もするんですけどね。そうはいかないのがホラーです。

お見事。



●作品48

まるで両刃のカミソリをひり出すような痛み

作者:尾妻 和宥

短編

5,967文字


内容

バチがあたる話


感想

痛そう。怖いというより、痛そう。そしてちょっとおばか。きちんと謝罪すれば赦してくれる神様らしき存在が、好感度大。


余談

男性の小用に関する迷信の蘊蓄が面白いです。思わず私も調べてしまいました。大昔からの迷信て、実は理由があるものも存在しますよね。作中の迷信に関しては諸説ありの範囲で、解明はされていないみたいですが。



●作品49

歩廊に聲、響く……写す、遷す

作者:無機名@鬱屈

短編

3,087文字


内容

駅のベンチで見知らぬ人が声をかけてきた


感想

生きてても死んでても、穏やかな人は穏やかな世界観でした。人の世に野次馬根性が無くなることは、残念ながらなさそうですね。


余談

そういえば、伝統的な日本の幽霊って、性格が生前と変わらない場合が多いですよね。優しかった人が恨みで恐ろしい怨霊にはなるけど。海外では「全く違う存在」になるケースが多い。日本人は、死んでも別の存在にはならない印象です。

ちょっと調べてみたくなりました。でも、結論が出るまで何年も継続調査が必要そうなのでやめておきます。怖い話は、気楽に読むのが一番。研究対象だと疲れちゃう。



●作品50

東京駅にて

作者:いでっち51号

短編

2,892文字


内容

駅のホームで不審な電話を受けた後、到着したのは東京駅。


感想

この主人公みたいな人って、けっこういますよね。しかし最後まで強気。良い感じでヘイトを稼いでゆく構成がお上手でした。


余談

都心に住んでて、大手証券会社の本社を出て東京駅経由でまっすぐ帰宅する設定。住まいから考えて徒歩自転車通勤すらありうる(東京駅周辺、けっこう自転車族います)が、その辺はともかく。お夕飯いらないほど遅くなるのは、流石に時間的におかしいと思います。

そして東京駅感はなかった。大きめの駅なら上野でも新宿でも渋谷でもいいような。秋葉原もダンジョン感ある。


東京駅の改札内地下通路、コロナ禍初期に人いなくなってたころはちょっと怖かったですけども。

コロナ禍の数年前、歩きスマホやめたまへという内容の警告文が何枚も張り出された時には思わず笑っちゃいました。よそ見してぶつかった人同士にトラブルが起きた現場を目撃したことも。駅員飛んできた。怖かった。



●作品51

偽りのニルヴァーナ

作者:黒森 くずり

短編

1,524文字


内容

殺人犯の心情


感想

犯人のサイコな自己認識にゾッとします。



●作品52

作者:ノイジョン

短編

5,285文字


内容

男は、途方に暮れて駅のベンチで座っていた。そこへ少女が現れる。


感想

なんともやるせなく、不気味な雰囲気の作品でした。



●作品53

キャリー

作者:羽生河四ノ

短編

1,125文字


内容

駅で女子高生がチカンと騒いでる


感想

軽妙な語り口で話が進み、最後にゾッとする作品です。



●作品54

去りゆく夏

作者:桜桃露雨

短編

1,054文字


内容

疲れた勤人が休暇で乗り放題券を使う。


感想

ほのぼのとして、ちょっと不思議な体験のお話でした。


余談

R15と残酷な描写ありタグつき。しかし該当箇所は分かりませんでした。このタグ、どちらも謎が多いですよね。児童書より厳しいと言われておりますが、線引きが曖昧で書き手はびくびくしてます。



●作品55

うずくまる男

作者:天野秀作

短編

1,506文字


内容

うずくまっている男がいた。主人公は、その人と周りの様子を見ている。


感想

グロ注意。ひいっ。理不尽ですよ。



●作品56

作者:よねり

連載(全8部分)

完結済

11,136文字


内容

駅のベンチで寝ているホームレスのモノローグ


感想

怪談です。怖いですよ。



●作品57

山の中の駅

作者:life yell

短編

3,910文字


内容

山路で雨に降られて避難したのは、地図にない駅だった


感想

山ホラーと廃駅ホラーのテンプレがあっさり風味で楽しめました。



今日はここまで

ホラーとは関係ないのですが、今回作者名に黒森が含まれる方がいらっしゃいました。筆者も黒森なので、なろう作者名に「くろもり」と発音する人がどれだけ登録しているのかを、好奇心で調べました。なお、黒い森、黒の森等は除外。


黒森を含むユーザー名、筆者を含めて現在30人でした。

くろもり含む17人のうち黒森を除くと8人。

クロモリ含む38人のうち上記2項目を除くと12人。

kuromori含む3名のうち上記3項目を除くと1人。


なんらかの表記で、「くろもり」と連続的に発音する部分を含むユーザー名の登録者は、R4/8/6(土)16:36現在51名でした。


同時刻で0-999999999999作品投稿している登録者数は、全2304532人でした。


何らかの表記で「くろもり」と連続的に発音する部分を含むユーザー名は、全登録者数の 約0.002% でした。


「黒森」を含むユーザーでホラージャンルに1作品以上投稿している人は3人でした。「クロモリ」だと1人ですが、ワード検索範囲のチェックを全て外してもユーザー名のふりがなは検索対象外です。


上述の51人のうち、ホラーを1作品でも検索対象作品として投稿しているユーザーを抽出する方法を考えて実行するのは面倒になったのでここで終わります。


ユーザー名勢力図は調べてませんが、犬猫は多そうですね。例えば「猫」を含むだけでも15407名いましたよ。「犬」を含むユーザー名は3335名。それぞれ別表記は調べていません。猫も、案外マイナー動物や動物以外に抜かれてるかもしれません。


ちょっと気になるけど、調べる程じゃないかな。


※本日、ここまでのデータのミスを修正しました。誤字や転記ミスがありましたら、どうぞお知らせくださいませ。


お読みくださりありがとうございます

続きます

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― 新着の感想 ―
[一言] 読んだことのあるものが出てきてちょっと嬉しいです。 麻婆さまの作品は読んでみたいなと思いました。かくれんぼのとき面白いと思ったので。 黒森さんの解説は第三者的で分かりやすいです。
[一言] ノイジョンさん好きなんですが、覚えてないなぁ…… 読んでないのかもしれないんで読んできます! 今回の公式企画の方もボチボチ読んでますが、つい短編で検索してしまう私…… こちらを見ると、案外…
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