夏のホラー2020、初回掲載8/16⑤
●作品280
ニュース
作者:てこ/ひかり
短編
内容
ある日知らない番号から電話がかかってきた。
感想
ちらりと鉄道は出てきますが、駅ではなかった。解決も原因もない、ただその現象が起こるだけのホラー。もしそんなことが起きたら、その後ずっと気になってしまいそう。
●作品281
NiOさんチャレンジに参加したったwww
作者:ふりかけご飯(田楽)
短編
4,069文字
内容
都市伝説を実行する
感想
後書きに「ホラーではない、純愛」と書いてあります。恋愛ジャンルに投稿すれば良いのでは?
この作品だけでは、題名の意味がわかりません。今回は、非正規の可能性が濃厚なので調べませんでした。前書きで他の作品を読むことを推奨していますが、公式のよくある質問で、3番目のQに対するAに、
>本編を読まなければ把握できないストーリーや設定が存在する作品は、提出をご遠慮ください。
とあるのに引っかかりませんかね。ひとつの共通設定を知らないとわからない作品です。一応、物語としては成立しているのでグレーでしょうか。
●作品282
駅の階段
作者:夏月七葉
短編
1,234文字
内容
駅の階段で怪異にあう
感想
情景を想像してしまうと怖い。全体で一段落なのでやや読みにくい。文章は端的でわかりやすかったです。
今回はここまで
レイアウトにも好みが色々ありますね。レイアウトと言えば、コロナ禍初期に100人の人気作家が1000字程度の小説を公開してくれていた企画(本になりましたね)がありました。作家の一人がインタビューに答えていました。その人はweb小説を書くのが初めてだったそうです。スマホで横書きという条件の場合に読みやすくする為に一文を短く、改行を多く、段落を細かく分ける、という工夫をしたそうです。インタビューでわかる範囲では、web小説の現状とは関係なく、ご自身で試行錯誤した結果です。
なろうもつい5、6年前には「隙間をあけろ!」優勢でしたが、最近はベタ打ちに近いびっちり詰まったレイアウトを好む声も多いようです。改行や余白の多いものを罵倒する言葉も、よく見かけるようになりました。
しかし、読者の最大勢力は未登録無言勢なので、実際のところは分かりません。件の小説は、レイアウト的にもとても読みやすいものでした。web以外の小説でも、一文が短く段落わけも多い作家さんもおられます。例えば、近藤史恵さんはそうですよね。映像で言えば、カット分けが細かいタイプ。
多様なデバイスで読む現代では、どれかひとつのレイアウトが優れている、とは言い難いと思います。結局は色々試して、自分にとって読みやすいスタイルに仕上げるしか無いのかもしれません。
この連載は、データを載せる都合上、文章部分も文頭一字下げは採用しませんでした。単純に自分にとって見やすいからです。
お読みくださりありがとうございます
続きます