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32/193

夏のホラー2020、初回掲載8/19②

●作品223

みちのえき

作者:黒駒臣

短編

3966文字


内容

道の駅の手を洗う場所には鏡がなかった。トイレのドアから幽霊らしきものが覗いているのが見える。


感想

ざまぁが好きな人におすすめ。そこまでされても被害者が気の毒ではないように表現されております。主人公さんは強い女性。



●作品224

トイレット

作者:羽生河四ノ

短編

1929文字


内容

駅のトイレで首吊りに遭遇してしまった


感想

怨霊に物申す。いやほんと、無差別系よくない。


余談

作品74『stationwagon 』、作品115『きりさめ』、作品221『高速言語』の作者です



●作品225

エレベーターの妖精

作者:ぴこり

短編

3,120文字


内容

最寄り駅のエレベーターで怪奇現象に出会う


感想

切ないです。誠実で優しい人の真っ直ぐな思いは、心に響きますね。



●作品226

女子高生は時を駆けたくない

作者:大浜 英彰

短編

2783文字


内容

いつも利用している駅で改札を通れない。定期券は使用期間外だと言われた。


感想

SFですかね?駅は登場しました。


余談

作品113『駅ナカ文庫に恋は散る 』、作品162『傷つけられたトイレの鏡 』、作品199『駅広告の偶像』の作者です



株主優待定期券は、鉄道各社で発行されており、金券ショップでは予約販売すらされる人気商品のようですね。路線によって価格はさまざま。とある路線のものは、使用期限が半年程度で10万円前後と表示されていました。同一鉄道会社のみを頻繁に長距離利用している人にはお得ですね。



●作品227

夏日、陽炎、君の蔭

作者:ニギヤカシ

短編

4568文字


内容

幽霊が出るという噂のある駅のホーム。その怪談は作り話だと知っている。


感想

純文学のような作品。昔の怪談雑誌には、こういう実際には怪異が登場しないような作品も載っていましたよね。後書きにて、作者さんがホラーじゃないと書いておられます。一種のサイコホラーではあります。しかし、ご自分でホラーではないと判断した作品をなぜホラージャンルに投稿したのかは不明。



●作品228

常世の国

作者:ふさふさしっぽ

短編

4,860文字


内容

介護している母が、とこよえき、と言ってくる。その駅は存在した。


感想

前書きに後味が悪いと書いてあります。ご自身も胸糞ホラーが好きなわけではないようです。作品だけを読めば、テンプレが綺麗に守られて落ちまで一直線な秀作ホラーでした。それにしても、介護疲れは社会問題ですよね。



今回はここまで

今回までに紹介してきたものには、作者さんが仕上がりにご不満を表明されている作品や、ホラーではなさそうな作品がありました。

読者としては、「作者自身が不満なものを読まされたのか」「ホラーを読みたいからホラー企画を読んでいるのに」という不快感が募ることでしょう。

書いて公式駅ホラーに投稿したい人と、駅のホラーを読みたい人が求めるものはかなり違うのかもしれません。前書きや後書きに言い訳が書いてあると、あまり楽しめません。


お読みくださりありがとうございます

続きます

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― 新着の感想 ―
[一言] あー! 前書きでの予防線とか 後書きのうまく出来ませんでした。 無ければ、勝手に楽しんでいくのに……と何度も思いましたね。 前書きの「怖くないかもです……」 や め て ぇ
[一言] あとがきに言い訳があると、読後感は悪くなりますね。あと、ホラーじゃないかもと言わないでとか。たまにあるんですよね、実はこうで……と作者が謎解きしちゃうの。 読みたいと書きたい(企画に参加した…
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