夏のホラー2020、初回掲載8/21①
初回掲載2020/8/21分は14作品
●作品191
駅からの電話
作者:みくた
短編
2359文字
内容
廃駅に行ってみる主人公たち
感想
どっち?という怖さを残すエンド。この手のラストは、単によく分からなくて落ち着かない読後感を残すことも多い。この作品は、落とし所として効いていました。
余談
作品156『この駅のトイレは出るらしい 』、作品70『ホーム下の化け物 』、作品106『困ったことが起きた 』の作者です
●作品192
ねえねえ、知ってる?
作者:いたあめ(しろ)
短編
12318作品
内容
幽霊が出ると噂のあるホームで電車を待つ
感想
軽い謎解きありの惚けた作品。そこここにギャグっぽい表現があるので怖くないです。現象は明らかにオカルト。怖がりたい人向けのバッドエンドバージョンもあるそうです。
●作品193
学校に行かなくていいんだ。
作者:文月獅狼
短編
1247文字
内容
登校中の主人公は駅にいる
感想
事件か事故か怪談か。あらすじとジャンル込みで楽しむ作品です。本文だけではホラーだと分かりません。
●作品194
駅での怖い話
作者:カズキ@ゲームplay中なう
短編
1264文字
内容
ホームで指を見た
感想
お定まりのパターン。ひと昔前の投稿ホラー特有の語り口です。このタイプが懐かしい人、苦手な人、好きな人、それぞれにいそう。
●作品195
だれ
作者:暦師走
短編
8591文字
内容
駅で列車の轟音と突風に悩まされていた主人公の災難
感想
変質者注意。結局助かるのかどうなのか。怖いより気持ち悪い心霊現象のお話でした。
●作品196
赤い電車
作者:ひーちゃん
短編
663文字
内容
駅のホームで不思議体験をする
感想
こんな幽霊ならいて欲しい
今回はここまで
ホラーの一人称口語体で語りかけてくる文体って、独特ですよね。現実では、自分の体験を話すときに「〇〇なんだ」とか言うひと、見たことない。過去形に唐突で不自然な現在形や体言止めを織り交ぜるのも、語りかけ型ホラーのあるある。しかし癖になる安っぽさが、いかにもホラーという感じで良い。
お読みくださりありがとうございます
続きます