夏のホラー2020、初回掲載8/24分①
初回掲載8/24分、全19作品
●作品137
話しかけてはいけない男
作者:及川根緒
短編
4275文字
内容
電車を乗り間違えた主人公。慌てて降りた駅は滅多に電車が停まらない駅だった。
感想
ぎゃあー!ある程度予想はつくものの、流れも語りも臨場感がある。結末も丁寧に描かれていて、怖さが後を引く読後感でした。
●作品138
待合室の男
作者:Green Foreverland
短編
1472文字
内容
駅の待合室で涼んでいたら、ここからは出られないと言われた
感想
ホームにある待合室の怪談。さらっと読めます。
●作品139
永遠の君
作者:木神めぐむ
短編
2116文字
内容
男は美しい足を求める
感想
サイコホラー。詳細描写はないのですが、想像してしまう人はグロ注意。
●作品140
出発の時
作者:Green Foreverland
短編
1174文字
内容
40年勤め上げて最終出勤日の朝、男は清々しい気持ちで通勤電車を待っていた
感想
SF風味理不尽ホラー。怖いというより、嫌ですね。主人公が気の毒すぎる。これは絶望する。
●作品141
あの駅員
作者:米糠稲穂
短編
1298文字
内容
柱のほうを向いて立ち尽くす駅員に声をかけてみた
感想
奇妙に見える行動も何か意味があるのかもしれません。お仕事中の人を煩わせないようにしましょう。
●作品142
友人が死んだ駅
作者:一唐
短編
3372文字
内容
同じ最寄り駅を利用する同僚が電車に轢かれた。主人公は何度もその同僚の死を見ることになる。
感想
音を明瞭に脳内再生してしまう人は、グロ注意。視覚より聴覚でグロシーンを描写してありました。悲しい話です。切なさではなく、ああ、可哀想に。という気持ちでやるせなさが残ります。
●作品143
駅の音
作者:リポヒロ
短編
2701文字
内容
駅員さんが体験した怪奇体験
感想
後書きを含めて本文とする作品。夢か現か、というタイプのお話でした。実際に主人公のような行動を取ったら、まあそうなるよね。という結末。
●作品144
お迎え
作者:晶
短編
7830文字
内容
駅の階段から落ちた妻が意識不明のままだ。主人公はいつも妻を迎えに行っていた駅を訪れる。
感想
善良な一般人が異界を体験する話。このホラーには理不尽がなく、温かな読後感でした。
●作品145
夢の中で
作者:でれすけ
短編
487文字
内容
休日に田舎の駅で降りた
感想
昨日見た夢が現実になる話。結末の後が気になる作品でした。面白かったです。
●作品146
深夜臨時列車『地獄行き』。通過する駅名と同じ苦しみを味わう恐怖!
作者:パンパルンルン
短編
3169文字
内容
終電を逃したホームにやってきた電車に乗ってしまった。
感想
んぎゃあぁ!グロ系の怖さです。最後まで手を抜かずに天丼してくる。軽い語り口でスプラッタなので拒否感が高まります。
今回はここまで
今回分は短いものが多かったです。グロ多めでした。なろうの残酷表現規制は今ひとつわかりません。詳細描写でなければ大丈夫なのでしょうか?スプラッタもOKなサイトですが、児童文学よりおとなしい描写でも警告がきたという話も聞きます。これを適用されたら、ホラー書く人には大打撃ですね。
お読みくださりありがとうございます
続きます