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夏のホラー2020、初回掲載8/25分②

●作品127

駅員

作者:もじ

短編

786文字


内容

飲み屋で怪談を聞く男


感想

冒頭のおかしな日本語はホラーなので仕込みなのか?終盤のおかしな日本語は単なる誤字なのか?なんとなくやりたいことは分かりますが。



●作品128

或る日常の終焉を告げる駅

作者:黒田十羽

短編

5737文字


内容

利用している駅で起きた自殺の動画を見る


感想

とばっちり型ホラー。前書きと後書きも本文扱いの作品です。本文部分しか読まない習慣の読者は注意。



●作品129

百鬼列車の夜

作者:Alice in

短編

5798文字


内容

残虐な映像を愛好する少女


感想

スプラッタです。サイコホラーです。一人称でナレーターの交代があります。ぶつ切れの場面がいくつか並べてあるタイプの作品です。苦手な人は注意です。

野次馬は自分があくまでも見学者だと思いがち。被害者になりそうな現場に、なぜ実際に足を運ぶのか。



●作品130

教えて

作者:望月おと

短編

3601文字


内容

田舎の駅で出会った人に本をあげる


感想

ユーモラスでゾワッとする現代怪談でした。現代怪談なので、主人公の背景や設定が語られる導入部分が長めです。古本探訪癖のある方は共感する部分がありそう。下巻だけ見つからないならまだしも、上巻だけみつからないとか、中巻だけ持ってるとか、非常に辛い。



●作品131

名前を呼ばれる駅【夏のホラー2020】

作者:江渡由太郎 原案:J・みきんど

完結済(全3部分)

3699文字


内容

利用駅には幽霊の噂があった


感想

いい具合に盛り上がって行きますが、最後が分かりにくかったです。狙ったものかも知れませんが。


余談

作中の駅名はルビ無しのため読み方不明。

「上白石駅」は栃木県佐野市の東武会沢線( 貨物線)に実在しましたが、廃線の廃駅。郵便局の郵便番号検索でも読み方が分からず。角川の日本地名大事典を調べに図書館へ行く気にまではならず、不明です。


人気の廃線のようで、ネット上でも沢山の画像つきレポートが読めます。歩鉄とか廃鉄とかいう人々の間では常識なのかもしれませんが、一般人には個別の郵便番号も振られていない小さな地区の地名を読むことは出来ません。


島根県のバス停留所に「上白石(かみしらいし)停留所」が現存しているようです。北海道のバス停には「上白石(かみしろいし)小学校前停留所」が現存している様子。「白石」ですと、全国的に地名や駅名として存在し、「しらいし」と「しろいし」の両方があります。



●作品132

ついてくる

作者:星 陽友

短編

5079文字


内容

同じ車両に乗っていたらしき男が駅前までついてきた


感想

途中まで追われる怖さが丁寧に書かれていました。終盤は急に読みにくくなっていました。落ちはテンプレですが面白いです。


余談

新幹線が止まる駅でも、新幹線の終電時間には利用者が少ないものなのでしょうか。最初に乗っていたのが新幹線である必然性は、作中からは伺えませんでした。駅は降りるだけでした。



●作品133

文明開化の足元 志津香の手紙

作者:多眠

短編

1773文字


内容

路面電車の駅で女学生が体験した心霊現象


感想

近代日本の「えす」風味な書簡体小説。なかなかに雰囲気のある作品でした。



●作品134

紙芝居屋のおじさんって普段どんな仕事をしてるの?

作者:浅井泉

完結済(全2部分)

4500文字


内容

紙芝居屋のおじさんに懐いている子供


感想

超・展・開。多分ホラーでした。テンポよくお約束展開で進みます。隙間時間むけ娯楽小説でした。楽しく拝読いたしました。



●作品135

【ホラー】寿命がわかる体重計

作者:しんみつ

短編

1345文字


内容

寿命が算出されると言う体重計を買った


感想

SF系ホラー。AIものでした。主人公さんが気の毒でなりません。



●作品136

駅ビルダンジョン攻略法。

作者:綾瀬紗葵

完結済(全4部分)

30333文字


内容

駅がゾンビや化物が出るダンジョンになった


感想

グロ注意、暴力注意。登場人物ごとにダンジョンのエンディングがあるというお話です。シンプルな表現でサクサク進む。気楽に読めるダンジョンホラーでした。

夏ホラーの締切で実現しなかったトゥルーエンドがあるとか。読んでみたかった。


余談

ノーマルエンドで最初に出すお金は千円となっていますが、五千円の脱字と思われます

メリバはメリバっぽくない。共依存エンドってことかな?



今回はここまで

今回分は、800字未満から3万字超えまでさまざまな長さの作品がありました。文字数が多くてもスピード感のある娯楽作品もありました。内容に関しては、今回は派手目な作品が多かった気がします。


お読みくださりありがとうございます

続きます

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― 新着の感想 ―
[一言] 娯楽小説的なホラーは、自分が『ホラーを読みたい』と考えるときにはあまり好みじゃないのでホラージャンルを一部しか読まないのですが、小説という括りでなにか読みたい時には楽しめそうですね。 今更そ…
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