夏のホラー2020、初回掲載8/26分①
前回、作品番号のミスがありましたので修正致しました。
日付違いも修正しております。
前回掲載の作品85と作品86は差し替え分です。
今回掲載の作品87と作品88が前回日付違いだった分です。
申し訳なく存じます。
初回掲載2020/8/26は34作品でした。
●作品87
終着駅の酒場
作者:あんどこいぢ
短編
3752文字
内容
見知らぬ駅で降りてしまった主人公。駅からすぐの森を進んで行った。
感想
小気味の良いリズムで展開してゆく人情ホラー。ホラーというより幻想文学のような。昭和人情小咄のような。どこかノスタルジックで温かい作品でした。
余談
冒頭に路線や地域の詳細な記述あり。その辺に住んでる人や勤めていた人は、それだけでぐっと引き込まれてしまいます。その書き方も過不足なく流れるようです。
●作品88
空の飛び方を知ってる?
作者:そらとびねこ
短編
397文字
内容
駅のホームで怪異の囁き
感想
冷めた主人公ですね。ラストにクスリとしてしまいました。
●作品89
駅の亡霊
作者:花菜子
短編
1694文字
内容
線路に女性が立っていた
感想
善意の人が巻き込まれる怪異は後味が悪いですねぇ。
●作品90
交通系ICカードは使わない
作者:鷹参
短編
2236文字
内容
友人が交通系ICカードを頑なに使わない理由。
感想
悪さしない怪奇現象。現象そのものは日常に影響が全くないとはいえ、気になるから避けたくなるのは解ります。作中の現象は、避けるために不便になっているので、迷惑ではある。
●作品91
九田部駅の急行の件
作者:堀子タツ
完結済(全9部分)
30384文字
内容
友達と気まずくなってから、駅で心霊現象に合うようになった。
感想
電車が去った後の閑散としたホーム、ちょっと怖いですよね。思春期の少女たちの距離感が生々しく、怪異との遭遇も自然な流れでした。
●作品92
無人駅
作者:桜木
短編
1179文字
内容
駅のホームで子供がおじさんに話しかけた
感想
無差別に訪れる悪質な幽霊って嫌ですよね
●作品93
拾った手帳
作者:kamekichi
短編
2091文字
内容
駅員さんが落とし物として届いた手帳を確認する。
感想
実害がない怪異譚。実害が無いのですが、ゾワッとします。
●作品94
エスカレーター
作者:黒森 冬炎
短編
1876文字
内容
駅のエスカレーターを逆走する不審な男
感想
呑気な幽霊と悪霊が登場するアグレッシブ除霊もの。悪霊というものは本当に迷惑な存在です。
●作品95
日常的日々
作者:出水 祐士
短編
893文字
内容
通学に使う駅が嫌な感じだと思っている少女
感想
平和な光景の中に違和感を散りばめてあるお話でした。
タグにディストピアとパンデミックというのがあります。本文からは読み取れません。タグを見て解釈することはできます。題名に引っかかりを覚えますが、本文中には意味が取れないほどの部分はありませんでした。
●作品96
黒い電車
作者:kamekichi
短編
3453文字
内容
窓を開けると目の前に駅がある
感想
ほん怖。怖かった。ほん怖系の胡散臭さはなくて、実話宣言がなければ普通のホラーです。淡々と語られる情景と心霊現象との関わりが自然に繋がっています。
今回はここまで
読もうの検索画面で新着投稿順のソートをした時、更新あり作品の位置が分かりにくくなります。あくまで「投稿」順なので、最終更新日でソートされるわけではないのです。しかし、初回掲載日順でもないため、追加や更新を「投稿」にカウントしているみたいなのです。
ただ、それだけでは説明がつかない順位のものもあります。2021年1月に追加分が更新された作品が、2020年8月に最終更新日を記録する作品の下にいたり。
抽出条件の優先順位がどうなっているのかわかりません。
得意な人には一目瞭然なのかもですが。
気になりますが、今は原因を調べる気力がないので、この連載に必要な対策だけを行います。
解決策
初回掲載日を1日だけに設定すれば日付違いは解消するので、今後は不精せずに日付毎に検索致します。
お読みくださりありがとうございます
続きます