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第一章其の一 素菟

 淀んだ海が波打ち際で砕ける音に混じる、消え入りそうな程の地鳴りが耳に障った。


 沿岸に続く松原を進む少年の浮かない面持ちは、荷の重みによるものだけではなかった。長命の象徴とも言える松葉の緑には茶が混じり、その生命力の危機を伝えていた。下草の一本一本も、かろうじて根を張り命をつないでいる様子である。乾いた風が少年の頬を撫で、後ろで縛っただけの彼の黒髪をなぶるようにして駆け抜けた。

 ――僕等は、見捨てられたのだろうか。

 胸中で呟き、少年はかぶりを振った。瞳を閉じれば耳鳴りのように聞こえてくる地の声。呻きすめき喘ぐ声は、喩えるならば呪詛に似ている。死にたくないと言うのではない。死んでも恨みは消えはせぬと言う。それは、おどろおどろしい諦めの言葉だった。

 水を、と繰り返すその声に、自分は何が出来るのだろう。この日照りからこの方、ずっと自問してきた問いに答えは無い。

八千穂ヤチホ、遅れているぞ」

 不意に前方から声をかけられ、少年ははっと目を開いた。十数歩程離れた距離に立っている、苛立たしそうな顔をした男が舌打ちをしたのが分かる。その少し先には振り向くこともなく、ぞろぞろと歩き続ける男達の姿が見えた。

「……はい」

 そのかすかな返事は、とうに前方へ向かって歩き出していた男の耳には届かなかったようだ。しかし男にとってみれば八千穂と呼んだその少年の返事などどうでもよいことであった。きびすを返し、彼は前を行く若衆たちに追いつくように足早に歩を進めて行く。

 少年は気を取り直し、背中の荷を担ぎなおした。他の男達の荷に比べても、八千穂の荷は二回りも大きい。足を引きずるようにして歩くしかないような重さだ。しかもその中身の大半は、彼の物ではないのだった。天に通じる力を持つと噂される、巫女姫への奉納品である。その神力を以て、雨雲を呼び寄せてもらいたいと思ってのことだったのだ。

 彼らが住むムラは貧しかった。八十神ヤソガミと一括りに称されることからも、彼らの神力の微力さが窺い知れる。カミの中の極底辺に属する彼らのムラが、天の恵みや大地の恵み、それに頼らねば生きて行けないことは明白であった。故に最後の井戸が涸れんとしている今、彼らは旅支度を調えたのだった。

 ――しかし噂の巫女姫に、どれ程力があるものか。

 声に出さずに八千穂はそう思った。

 本当に力があるというのなら、この国全ての地がこんなにも苦しむ前に、雨雲を呼ぶのでは無かろうか。枯渇に喘いでいるのは彼らだけでは無いのだから。

 むしろかの巫女姫の噂は、その美しさによるものが大きかったように思う。前を歩く男達からも、下卑た笑いが聞こえてくる。巫女姫の姿形を噂に上らせて馬鹿のように喜んでいるのだ。八千穂は嫌悪を顔に表さぬよう抑えながら、憤りの溜息をついた。

 豊葦原の地がこのように苦しんでいるというのに、どうして彼らは平常心でいられるのか。

 ――いつものことだと、高をくくっているのか。

 このような日照りは初めてのことではない。天神アマツカミ地祇クニツカミ――則ち高天原と豊葦原の対立が始まって以来、幾度も起こったことである。嵐が来ることもあれば、疫病が流行ることもあった。太陽が姿を見せぬ日々が続くことすらあったという。その多くは戦の為だ。異界である高天原から多くの兵が送り込まれてくることも、その兵士達の豊葦原には馴染まぬ神力も、全てが世界を軋ませていたのだ。

 八千穂には何故この戦が起こっているのかも分からない。豊葦原の王たる須佐ノ王が高天原より降り来たその日から、戦の炎は大きく燃え上がったのだとムラの翁や媼は言っていた。

 ――しかし、何故王は降り来た。

 その号の現す通りの吹き荒ぶ嵐のような王が居さえしなければ、今も豊かなる水辺にて葦は群を作り、風に揺れていただろうに。

 まだ幼かった頃、母の手に引かれて高台から見下ろした豊葦原の、なんと美しかったことだろう。豊かな水と絡み合う草木、そしてそれらを育む大地のなんと力強かったことだろう。幼き頃に瞳に焼き付けたその情景は、今尚鮮やかに思い出せた。あの頃はまだ、わずかにも“豊葦原”はその姿を残していた。

 しかし戦と干魃は、それをいとも簡単に壊してしまったのだ。

 浮かんでは消える思考の端々を持て余しながら、八千穂はおぼつかない足取りで白い砂を踏んでいた。顔を上げれば容赦のない日差しが目を射るため、己の足先だけを見つめるようにして進んで行く。さくりさくりと砂を踏む音と、粘るようにして寄せる波の音だけが耳に届いていた。そしてその結果――若衆達に完全に置いて行かれてしまったのだ。

 はっとして、顔を上げたときには遅かった。足音、声を聞くどころか姿も見えず、乾いた砂浜に渡る風はわずかな足跡さえ消していた。巫女姫の宮に至る道など八千穂が覚えている筈もなく、彼は半ば茫然と立ち竦んだ。


 重い荷物を担ぎ上げ半時程歩いたが、彼らを見つけることはとうとう出来なかった。軽く眩暈を覚えて八千穂はついに荷を降ろし、松の大樹に身を寄せるように日影にへたり込む。若衆達は八千穂のことなど気にも留めていまいが、彼の負っている食料や奉納品のことは気にかけていることだろう。彼らはきっと戻ってくる。そうすれば――

 ――今度こそ、殺されるか。

 若衆たちの八千穂に対する迫害が始まったのは、思えば彼の母が身罷ってからだった。ごく幼い頃から若衆達の敵意に満ちた眼差しに気付いてはいたが、それが何故かは分からなかった。今でもそうだ。彼らは八千穂に自分たちの何倍もの労働を押しつけたし、それが出来ないと言っては何度も彼を堅い拳で殴りつけた。

 八千穂はもう、何故、と考えることをしなかった。感慨もなく若衆を見上げることが、余計に彼らを煽っていることに気付いたけれどやめなかった。

 殺される。その考えは確信に近かったが、特に恐怖を感じる訳でもなかった。強いて言うなれば諦めの境地だ。枯渇の末に命果てようとする大地、草木の思い、それらと同じものである。

 腰に下げた竹筒を手に取り、唇を湿らせる程度に水を含んだ。そんな飲み方をしていても、もとより半分も入っていなかった竹筒の中身は確実に減ってゆくのだ。若衆達に殺されるのが先か、干涸らびて死ぬのが先か。

 ――しかし僕が死んだところで、何がどうなるという訳でもあるまい。

 溜息をつきながら、八千穂は自嘲気味に胸中で呟いた。取るに足らない己の存在が消えたとて、失われるものは何もないのだ。


 松の根本に腰を下ろしたまま俯いて、八千穂は石像のように沈黙を守っていた。熱気を孕んだ風だけが彼の黒髪を揺らし、わずかな息遣いは寄せる波の音にかき消された。

 ふと、一際強い風が八千穂の服裾をはためかせる。それに促されるようにして、彼は伏せていた瞼をそっと開いた。乾いた唇を軽く舐めて八千穂は顔を上げ、ゆっくりと首を巡らせる。寄せる波の砕ける、流木や海藻の点々と散らばる白い砂浜。

 その上に、大きなぼろ布のようなものが転がっていた。

 ――いや、違う! あれは……?

 八千穂は慌てて身を乗り出した。ぼろ布と見えたのは、薄汚れた衣服のようだった。白い砂浜にうつ伏せに倒れている人影は小さく、遠目にも年端もゆかぬ子供のように見えた。

 少年は腰を上げ、熱い砂を蹴り上げて駆け寄った。他のクニより流れ着いた屍であろうか。近付いてみればその衣装も異国のものである。投げ出された手足はか細く、その痛ましさに彼は眉根を寄せた。

 ともかくも意識の有無を確かめようと、八千穂はその人影を抱きかかえるようにして顔を覗き込む。そして驚いた。予想以上の幼さと、その子供の髪の色に。

「白子の化生けしょう、か……」

 その子供の髪は、薄汚れているとはいえ純白だったのだ。どこか獣めいた顔立ち、そして何より先の尖った耳から、その子供がカミではないことが分かった。神力を得た獣の変じた、化生である。

 元はやはり白かったのであろうその肌は赤く腫れ上がり、所々に紫に染まった痣が見えた。既に乾ききり、赤茶けた血も見える。満身創痍、という言葉が脳裏を掠めた。

「……おい、大丈夫か?」

 揺さぶると、子供が小さく呻く。どうやら息はあるようだ。八千穂はほっと息を付き、その身体を担ぎ上げて松の木陰へと運び込む。地面から盛り上がったその太い根に子供の足をかけさせ、口に竹筒をあてがい水を一口含ませて、目覚めを待とうと腰を据えた。

 ふと、子供の細い腕をとった。裂傷、打撲、過度の日焼け。よく見れば、皮膚は爛れて火膨れさえ浮かんでいる。このような状態で、あのぎらぎらと照りつける無慈悲な太陽の下に横たわっていたなどとは、全くもって無謀な話だ。

 ――薬がいるな。

 それ以上に必要なのは水であったが、先程与えたものが全てだった。海水では傷に障る。ムラは遠すぎるだろう。この干魃で全て枯れてしまったかもしれないが、どこかに薬草は生えていないだろうか。そう思い八千穂が立ち上がったとき、その子供がふいに身じろぎをした。

「気が付いたか?」

 声をかけ、八千穂は子供を見下ろす。子供は喉の奥から呻くような声を出すと、瞼を震わせながらゆっくりと瞳を開いた。

 現れた瞳の色は、輝くような紅だった。

「……っ!? だ、誰だお前!」

 思わずその色に魅入った八千穂に向かって、子供は開口一番に息巻いた。身を起こし、飛びすさり、怯えたような瞳で八千穂を睨む。俊敏な動作だ。あくまで落ち着き払った八千穂とは対照的に、白髪の子供は紅い瞳をつり上げている。一筋縄ではいかないであろう相手を前に、八千穂は深く溜息をついた。

「僕の名は、八千穂」

「へ?」

 少年の答えに、子供は拍子抜けしたように聞き返した。見ず知らずの者に己の名を明かすなどとは、どういうつもりなのか。名は強い。それを知られるということは、呪をかけられたとておかしくないことなのだ。

 八千穂が名を明かしたのは、化生の子供が己の名をどうこうできるとは思わなかったからである。しかしその子供が、そのような考えなど知る由もなく。

「それで、お前の名は?」

 問い返されて、いよいよ子供はたじろいだ。困惑したように目が泳いでいる。八千穂はそれを見てとって、畳みかけるようにさらに問うた。

「どうした?僕の名を得ておいて、自分の名は明かさないつもりか」

「な……っ!」

 そのような誓約うけいなどしてはいないのだが、子供は頭に血が上ったのだろう。そのまま叫ぶように八千穂に告げた。

「おれの名は、阿久斗アクトだ!」

 言ってから、子供ははっとしたように口元に手をやる。どうやら若干後悔したようであった。けれどもう遅い。八千穂は、そこで初めてにこりと微笑んだ。

「これで遠慮はいらないだろう。さあ、傷を見せてみろ」

 そういって延べられた腕と八千穂の端正な笑顔を交互に眺めて、暫し。

 阿久斗は、おずおずと、といった様子で少年に歩み寄った。


 阿久斗の傷は、よくよく見ても酷いものだった。その細い腕をとれば、子供は歯を食いしばって苦悶の表情を見せる。それも仕方のないことだった。

「弱い皮膚だな」

 日に焼けて真っ赤になった肌を見て眉を寄せた八千穂が呟くのに、阿久斗はこくりと頷いて見せた。

「生まれついて色が無いんだ」

 白子、と呼ばれる類の者である。元より様々な色形を持つカミには見られないが、大八洲に住まう人民草や獣には希に生まれてくるのだ。物珍しさもあって、八千穂は子供をまじまじと眺めた。

「成る程、この瞳の紅は血の色か……」

 その鮮やかな色の虹彩の取り巻く瞳孔もまた、抜けたように紅い。このような瞳でものが見えるものだろうかと思える程だった。

 八千穂は傷をあらかた調べ終わると、なお納得いかないように眉を寄せた。肌全体に広がる火傷は日焼けによるものであろうが、打撲創傷の類は何が要因だというのか。

「阿久斗、この傷は?」

 その中でも大きく目立つ一つの傷を示してみれば、阿久斗の表情が悔しそうに歪んだ。

「木偶坊みたいにぞろぞろ歩いてた連中に、蹴り飛ばされた」

「な……っ」

 おれは水を求めただけなのに、と阿久斗は続ける。まったく、若衆達のやりそうなことだ。八千穂は思わず息を呑み、それから絞り出すようにすまなかった、と呟いた。

「知ってる奴らか?」

 驚いたように顔を見上げてくる阿久斗に、八千穂は渋面を作ってみせた。

「まあ、一応……同じムラの者だ。八上姫の館を目指していた」

 何故、と阿久斗が小首を傾げる。

「雨雲を呼んで欲しいと頼みにな」

「なんだ、雨ならもうすぐ降るぞ」

 それを聞いて、きょとんとした様子で子供が言った。八千穂はその言葉に目を見開く。阿久斗は記憶を手繰り寄せるように白い頭髪をくしゃくしゃと掻いた。

「確か、三日もすれば嵐になるから豊葦原では気をつけるようにと、月読さまが言っていた。それが十三夜のことだから……もう三日くらい前になる」

 だから雨が降るだろうと子供は笑う。そんな阿久斗を、八千穂は信じられぬ面持ちで眺めた。その視線を受けて、阿久斗は困ったように説明をする。

「おれは月読さまに使いに出された、夜之食国の月兎なんだ」

 夜之食国。それは月読尊の統べる地の名だ。須佐ノ王が治めるこの地豊葦原と、天照姫が治める高天原、双方の争いに関与することなく、中立を保つ国である。納得がいったように頷く八千穂に、阿久斗はにっと笑ってみせた。


 □ □ □


 ゆらと燃える炎の前に女が一人鎮座している。女は鏡を手に、長い睫毛を半ば伏せて俯いていた。薄暗い室内の壁面に炎の影が踊っている。紅を刷いた唇が、ゆっくりと動いた。

「……雷雲が近付いておりますわ」

『ああ、分かっている』

 若い艶のある女の声に続いて響いたのは、軋むような掠れ声だった。男とも女ともつかぬその声は、女の手にした鏡の内より聞こえているようだ。

『――時に八上ヤガミよ。今、そなたの宮へ八十神どもが向かっているのを存じているか』

 八上と呼ばれた女は薄く笑う。

「存じております、我が君。如何致しましょう?」

 鏡の中の声はその問いには答えず、もう一つ問うた。

『炎の中に影が映るか』

「ええ、映りますわ」

 そう言うと、八上は手元に散らばる小枝のいくつかを慎重に選び、炎の中に投げ込む。炎は一瞬火花を上げて舞い上がり、再び静かに燃えはじめた。その橙色の中に、何かの形が見える。黒い染みのように、その形はぽつぽつと浮かび上がってきた。


《全く、彼奴はどこへ行ったんだ!》

 がっしりとした体格の男が、顔を真っ赤にして喚いている。

《大方逃げたのだろう。くそっ、奉納品はみな奴が持っているのに……》

 別の男が言い、怒りにまかせて砂を蹴り上げた。

《……水や食料は我らが持っている。あれを探しに行くよりはこのまま向かった方が……》

 押さえ気味に提案したのは年長者らしい男であった。


「おお、醜いこと醜いこと」

 口元を袖で押さえて、八上はくつくつと笑った。

「髪にも瞳にもまるで色が無い。数だけは溢れて、まさに八十神といった風体で」

 カミの神力を端的に表しているのは、その身に纏う色である。神力が高ければ高い程、色は鮮やかになってゆくのだ。八十神たちは誰も彼も、くすんだような黒っぽい髪と瞳をしていたのだった。ころころと笑う八上自身の髪の色は臙脂色だ。色鮮やかとは言えないとしても、八十神たちよりは遙かに深みある、美しい色をしている。

「どうやら、荷物持ちにしていた者がおらぬようです」

『……その者を映せるか』

 仰せのままに、と妖艶に笑い、八上は再び小枝を選んだ。

 映っていた影がかき消え、再び現れた影の中には化生の子供の手当をする少年の姿があった。眉を寄せる子供の腕を取り、そこに見える傷口を蒲の穂で押さえてやっているところのようである。

 それを見て、八上はほう、と溜息をつく。

「おやまあ、先の者たちに比べ、なんと美しい」

 行為だけではない。その少年は随分と容姿に恵まれているようだった。鼻梁の通った面立ちは、貴人もかくやと思わせた。髪も瞳も黒かったが、八十神たちの中途半端に色の混じった汚らしい色と比べると、いっそ潔い程の漆黒である。

「私、あの子が欲しゅうございますわ」

 紅色の唇にそっと指を置いて、八上が物騒なことを呟いた。

『それはならぬ』

 鏡の中の声がそれを阻んで、冷徹に続ける。

『あの者は、殺せ』

「まあ、勿体のうございますね」

 しかし八上は別段驚いた様子もなく笑ってみせた。白く細い指で青銅製の鏡の縁をそっと撫でる。その時にはもう、八上は、少年を死に追い込む方法を思案していた。



「途中まで、綺麗な子を連れていらしたでしょう?」

 八上を前にしてかしこまっていた八十神たちは、その言葉に当惑したような表情を見せる。それに満足げな笑みを浮かべて、八上は続けた。

「私、あの子をとても気に入りましたの」

 宮の中には、かすかに香が薫っていた。八十神たちが訪れる直前に、八上が炎に放り込んだ香木の数種類が入り交じっているのだ。その香りは静かにしかし確実に、憎悪と憤怒を掻き立てる。

「あの子なら、夫としても良いと思うくらいですのよ」

 ころころと罪無いかのように女は笑った。しかし八十神たちを睨め付けるような視線は、言外に彼らなど眼中に無いと告げている。八十神たちの思念からは、もう、当初の目的であった水の采配について問うことなど消え失せていた。

「お兄さま方、あの子を連れてきてはいただけませんこと?」

 八上は妖艶に唇の端を持ち上げる。

「例えその身体から命失せていたとて、私は構いませんわ」

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