再開
「…」
逃げている。怪物から。僕は頭が真っ青になった。
「ここは何?何故生きてる?何故また死にそうなのか?」
でも勇気ふりしぼり、頑張って逃げた。少しでも長く生きて見せようと思った。でも怪物は差を縮めて僕の横に並んだ。
「終わった…」
絶望した。 足が止まり泣いた。
「チクショォーー!」
その時、
「ドスン!ドスン!ドスン!!ドスン!!」
こっちに向かってくるような足音が聞こえた。
「ジュドーン!バン!バンバン!」
「!?」
僕は驚いた。銃弾は怪物一直線に飛び、命中した。僕はとっさに勇者のような人の元に言って、お礼をした。
「喜ぶのはまだ早いぞ!」
力のある声だ。僕はその勇者の声が聞いたことあるような懐かしい声だった。
「さぁ!君も戦うんだ!」
「えっ?僕も!?」
ようたはびびった。そして怪物は立ち上がり襲ってきた。僕のもと一直線に怪物は狙いに来た。
「うわぁっ!」
とっさに体を隠して勇者の後ろに逃げた。
「ホレ!そこに落ちてる爆弾拾え!」
そう言われ、震える手で取った。
「その爆弾は、投げつけて何かに当たる衝撃で爆発するよ!」
勇者は慣れ慣れしている。情報も知っている。僕はこの人についていこうと思った。僕は球技が得意。とくに投げる動作がずば抜けている。自分で言えるほどだ。そう、ゆうたは体が弱いが、肩の力は相当なものであった。僕は手に爆弾を持ち、大きく振りかぶった。その爆弾は一直線にコントロール良く、怪物の胴体中心に行った!
「バコォーン!!!」
怪物に当たる瞬時、大きな大爆発がおきた。怪物の体はバラバラに消し飛んだ。
「よっしゃァー!」
僕は喜びを抑えきれず、大声を出して、おおいに喜んだ。
「凄いじゃないか君!うちらのチームに入ってよー!」
勇者は大絶賛!
「チームって何?」
ようたは聞いた。勇者はこう答えた。
「この異世界ではチームを作れる。正式に言えばZONEと言う。」
そう、この異世界ではZONEと呼ばれるチームを作れる。そのチームで行動をともにするものであった。
「じゃあ勇者さんたちのチームに入りたい!」
僕はそう言った。
「そう言えば勇者の、一番背が高い人?顔見せてー!背が高い勇者さんの声が、昔20歳で亡くっなっちゃった大好きな大好きなお兄ちゃんの声に、似てる気がして。」
ようたは言った。すると背が高い勇者は驚いた!
「も、も、も、もしかして、…ようた!?」
僕の名前を知っている。僕も驚いた。
やっぱり!!お兄ちゃん!?」
「そうだよ!お兄ちゃん!」
ようたは嬉し泣きした。3年ぶりの再開であった。
ー死者の通り橋3に続くー