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賞金首と神  作者: amago.T/
長めの意味をなしていない序章
9/34

1-9

「じゃあ、いこっか。私の村へ」


やっといく気になったのか。

が、一歩踏みだそうとして、振り返った。


「う~ん……やっぱり、やめた。」


やめるのかよ。

もうここまで歩いてきた意味、ホント何なの。


「今日は、あの宿に戻ろう。」


そうなるんだ。


「それか、もうすぐいったらある宿にする?」


どっちでもいい。


「どっちにしよう?」


主人は腕を組んで悩む。

俺は答えなくていいよな。


──訊かれると思う。


じゃあ答えを考えとけってか?


──うん。


「ねぇ、おにいちゃん」


──ほら。


「?」


「どっちがいい?」


……う~ん。

どっちでもいい。

お前は?


──君の好きな方がいい。


俺にはそんな決定権無いって。


──そんなことないよ。


そんなことあるって。

元々俺は……


「おにいちゃん?きいてる?」


聞いてる。頷いておく。


──早く答えなよ。


なんて。


──君のいいように。


そう言われてもなー……。


「じゃぁ、じゃんけんしよう。」


うん、そうしよう。それが早いよきっと。


「私が勝ったらもう少しいったところにある方で、おにいちゃんが勝ったら同じところ。」


この選択……主人て、違う方の宿に行きたいんじゃ?


──そうかもね。


「じゃん、けん、ぽん」

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