『耳のお地蔵様とプレスマンの筒』
掲載日:2026/10/05
あるところに、正直者で働き者のお百姓の夫婦がいました。娘が一人いましたが、生まれて間もなくの病気で、耳が聞こえないのでした。御利益があるという神社や寺を聞きつけては、子供を連れて、夫婦でお参りに行きましたが、三歳になろうかというのに、まだ言葉が話せないのでした。
この夫婦が、徳林寺という寺のお地蔵様にお籠もりをすると、娘の耳は聞こえるようになり、夫婦は、娘の耳が通ったということから、筒状になっていて、向こうが見通せるプレスマンの筒の部分をお供えしたところ、いつしか、誰もがプレスマンの筒をお供えするようになりました。
教訓:どこかに、金属部分だけをお供えする神仏がいらっしゃるとちょうどいい。




