92.これが勇者だった奴の姿か…
1回裏が始まりました。私は空を飛んで所謂神視点になって見ていますが選手たちは動こうとしません、何があったのでしょうか。
シルフィ「私を…本から離れさせた罰よ!」
なんとシルフィ選手相手チームの靴に細工をしていた。デバフの鈍足の効果を受けた騎士団チームは動きが鈍くなっているぞ。これでは思いっきり球を投げれない。
ユウキ「この程度で僕が困るとでも」
お父様は足を動かさず手の勢いだけで球を飛ばしたぞ。球には火属性が付与されており、普通のバットでは燃え尽きてしまうが大丈夫か。
シルフィ「今にも消えそうな火なんて私の風で消し飛ばしてくれるわ!」
シルフィ選手はバット全体に風属性を付与して迎え討つのかと思いきや球が来る前に空振りした!ルールは聞かされているはずだが…
シルフィ選手はバットを球に向かって投げ飛ばした。遠心力で飛んでいくバットに球は当たるが火は炎になり、更に燃え盛っていた。それと同時に風は回転し始めて勢いを増していき炎に対抗していく。
業火球と竜巻バットがぶつかり合い拮抗していた。空は暗くなり雷が落ち雨が降り出す。私達は何を見せられているのだろうか…今目の前で天変地異が起こっているのだ。
両者の魔力は共に人の力を凌駕しているのでどちらかの魔力が尽きるまではこの戦いは続きそうだ。2人は共に接戦していたけどそれ以外の守備やベンチに座っていたレスダー選手達はいつ終わるのかと思い待っていた。
ユウキ「僕が勇者じゃなくなったからって手加減でもしてくれてるんですか、姉上!」
シルフィ「そっちこそ部屋に籠っていて鍛錬をしていない私に負けるようなら王様降りたら?」
2人の魔力はさらに高まり練り上げられていた。地面は軽く揺れたしていたのでみんなは2人を置いて避難していく。この調子だと本当にどっちかがくたびれないと終わりそうにない。
はぁ…また調整のやり直しか。一定の魔力量だけ込めれるようにしないとあんな風になってしまう。これでは魔力量が少ない子供や老人が不利すぎる。なんなら子供相手には魔力を使わないって縛りを付けるか…
ユウキ「なぁミライ、これはいつ終わるんだい?」
そうお父様が尋ねてきたが
シルフィ「ユウキ、アンタが負けを認めた時が終わりの時だよ!」
ユウキ「へぇ…いつ僕の終わりが来るんだシルフィ!」
あぁ、また始まった。せっかく終われそうだと思ったのに。お父様は魔力を球に集中させながら服を脱ぎ始めた。
ユウキ「安心しろ!股間だけは土魔法で隠しているから見えん!」
お父様はそれ以外を全て脱ぎ捨てて覚悟を見せた。お父様の荒れ果てた姿を見た騎士団やレスダー選手達はクズを見ているかのような視線だった。
でもその瞬間お父様の魔力が数倍に膨れ上がっていた。
ユウキ「僕への羞恥心が高まるにつれて魔力が高まる、そんな画期的な魔法を身に着けたんだ。これが今の僕、アルティメット勇者エクスタシーモード!」
お父様の背中から後光が出てきて私達は目を瞑らざるおえなかった。
ユウキ「どうだシルフィ、僕の後光は背中からじゃなく股間から出てくるんだ!もっと見てくれ!」
お父様は完全にプライドを捨てて勝ちに来た。シルフィ選手は流石に無理と悟ったのかと思われたがシルフィ選手も服を脱ぎ始めた。
シルフィ「こんなこともあろうかと中に水着を装着していたのよ。男たち、こっちを見なさい!」
シルフィ選手は危ない紐の水着を着用していて騎士団の男達を魅了するが女性騎士からは蔑んだ目で見られていた。風で揺れて今にも見えそうになった時…
シルフィ「ユウキができることはお姉ちゃんもできるんだよ!」
シルフィ選手の背中から後光が出てきてお父様の後光と光勝負をした。互いの光は反射して勝負はつかなくなった。
私は他の皆に城に戻ろうといい、2人を置いて帰った。私達は今回の事は何も見えいないし何も知らないようにして城に入る。とりあえず解散ということでレスダー学園長やらテッタクさん達とはお別れして、私もお城に帰った。
天気は荒れていた。まだ2人の戦いは続いている。互いにすべてを出し尽くしてなお戦い続ける様は英雄そのものだけど姿を見ればただの変質者でしかなかった。通り過ぎる人たちは「あれがうちの王様か…」とため息をついていたそうです。
その噂が広まり、フェイト王国の勇者であり英雄であるユウキ王は露出系変態王と呼ばれるようになる。




