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劣等薬屋は世界を救う  作者:
劣等薬屋 王都奪還戦その後 間章
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69.父の故郷

 僕はユウキ。英雄として各地を回り、難題を解決しながら妻であるレベッカと一緒に旅をしている。この話が出た時真っ先に行こうと思っていた場所があって、そこは父さんがするでいた場所。数百年前の地形と違うから大分迷ったけどすぐにここだと分かる場所だった。


 その場所はエルフ達が住んでいて大きな大樹を守護していた。エルフの長であり、数百年生きた父の友でもあるサクラさんは僕らを大樹まで案内する。


 この大樹は何も無い荒野に最初に植えたただの木だそうで魔力の使い方も分からないままありったけを「癒しの種」として注いだらただの木がここまで伸びたそう。今も大樹の根の方には当時の魔力が残っており、後数千年経っても枯れることはない。


 サクラさんは僕の知らない父の事をたくさん話してくれた。そんな話を聞いた後、父の今の状態をサクラさんに話すがどこか落ち着いていた。昔から父の事を見ていたからいつかは、そうなるんじゃないかってか思っていたらしい。


 手伝おうとしても大丈夫だから…と断られていた。あの人は自分の事よりも他人の事を優先する心優しい人だとサクラさんは言っていたがそれが彼の心を蝕む原因でもあったと話す。


 サクラさんと話した後の夜ミヤ様のお子さんが来られたと宴が行われた。サクラさんは1つ僕らに向けて予言した。サクラさんは予知夢という固有魔法を持っていて僕らの今後についてちょっとだけ話した。


 お二人はこの旅を終えた後数年後に立派な子が生まれると、その子が父が起きるキッカケになると言った。


 僕らは早朝エルフの里改めてミヤの森を抜け出し次の場所へと向かう。次の場所は2代目勇者の故郷ハンニバルという獣人の国だ。この国の言語は僕らと同じだった事で助かった。まぁよくよく考えたら勇者の剣によって知能や知識を経ているからその子孫が喋れても不思議じゃない。


 遠くから懐かしい声が聞こえると思ったらグランさんじゃないですか。グランさん本名グランフェイム、猛龍の守護者という獣人だけで組まれた騎士団の長だったのだがこの前の王都奪還戦の功労で王になったんだ。


 今獣人国ハンニバルで研究しているものが魔物との通訳らしく、スライムやゴブリン達の言語を研究してその後は共に暮らしていけるとグランさんは言っていた。現段階では難しいと言われているがめげずに頑張ってほしい。


 次に向かったのはマテラとアルキラがバカンス中であり、3代目勇者の故郷のシーベット王国に来ている。この国は海底にあるのだが近年人魚以外でも呼吸できるように国が作り直されているらしい。あまり外の世界に関わりを持たなかった為、大いなる進歩になったんだ。


 そして色んな街を転々としていき最後に行った場所は勇者の剣と出会ったシフマク。ここから僕の物語が始まったんだと噛み締めながらとある場所に行った。


 英雄である勇者が次の勇者に剣を託すために剣を差しに来たのだ。次にこれを抜ける者が現れるかというイベントがまた開催するのであった。


 色んな国を街を旅してきたけど何だかんだ知らないことのほうが多かったんだな。レベッカとの新婚旅行にもなった事だし僕らの住む王国に戻る事にした。


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