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劣等薬屋は世界を救う  作者:
劣等薬屋 二章 王都奪還編
62/96

60.8代目勇者ユウキ爆誕!

 僕とドルトン率いる騎士団200人は馬車に乗って王都を目指した。途中戦力を揃えたいということでリンガル帝都の冒険者組合に緊急依頼を出した。リンガル本部冒険者のギルマスの許可を得てS級パーティ1組とA級パーティ3組とその他冒険者40名が参加してくれた。


 冒険者強さ表

 S級冒険者 ラスサムと同じくらい強い


 A級冒険者 ドラゴンに挑むくらい強い


 B級冒険者 サンドワームくらい強い


 C級冒険者 ゴブリンやスライムくらい強い


 D級冒険者 薬草採取や探し物等


 E級冒険者 冒険者指導保護対象(見習い)


 大体の冒険者はC級でB級に上がれば成功者と言われA級に上がれば苦労することなく生涯を終えることができるとまで言われている。


 肝心な冒険者達の報酬はリンガル帝都の皇帝から出るので心配は要らない。とりあえず戦力を増したのでシフマクに行ってさらなる戦力倍増と武力強化をしに行く。


 シフマク防衛都市は快く許可してくれて防衛騎士団1,000人を配下にくれた。武器等も新調して万全の状態だ。僕とドルトンは約1,600人の先頭に立ち王都に向けて旅立った。


 一方王都では…


 グランフェイムでもこの結界は破壊出来ないどころか攻撃のしすぎで倒れてしまった。魔王参連星のあと2人とも戦わないといけないので体力は温存させたい所だけど、城門の魔物の大群と戦ったせいでまともに戦える者がそこまでいなかった。これでは今日一日この王都の中で過ごさないといけなくなる。


 それはつまり1日中魔物が出現する場所で負傷者を守りながら戦い続けるということ。さかし今の状況ではそれをすることさえできないだろう。僕のゴーレムは最大4人までが限界だが人は負傷者回復の為後方部隊に配備していて他3人は東門と西門と南門で魔物討伐をしている。かくいう本体である僕も北門を防衛しなければいけない。


 そう思った時北(リンガル方面)から無数の魔力反応を感知した。魔物にしては統率が取れた進行だと思っていたら先頭にいたのはユウキだった。その後ろにはドルトン君と騎士団や冒険者達の集団がいた。


 なだれ込むように城門に入り王都内にいる魔物の退治を行った。何か決心した顔をユウキは見せていて少しホッとした。今の状況を簡単に説明してグランフェイムと僕とユウキとドルトン君で結界のとこまで移動した。


 ユウキにこの結界を破ってもらおうとすると光属性に引き寄せられるように魔物が追ってきていたので、僕らはユウキの邪魔にならないように魔物を対処していく。


 【勇者ノ軌跡・天空破斬(スカイ・ルミナス・パニッシャー)】をユウキが放ち、見事結界が破られると僕らは少数精鋭で城の中に潜入していく。後からサラさんとシルフィと合流したが魔力探知で3つほど大きい反応があった。1つは魔王なのだがあとの2つはおそらく参連星のうちの2体だろう。


 参連星のうち「血月姫」は倒すことができたがそれ同等の魔物があと2体いるのは今の戦力では厳しいだろう。そう思っていたら…


 【黒業赤雷】


 勢いよく窓から突入してきた男が1人、ユウキとドルトンは喜びを隠せなかった。この王都奪還戦の情報を聞きつけて旅から戻って着たマテラは全速力で王都に向かっていた。


 僕らは魔王と参連星の2体がいる部屋の扉前まで来ていた。ユウキが扉を開けようとした時、待っていたかのようにゆっくりと扉が開いた。


 魔力探知でも分かってはいたがなんて魔力量をしてやがる。探知をしなくても体中から熱が伝わってきた。初めて魔王を見たがこんなにも威圧感があるのだと感じた。


 オーラ(魔力)は誰よりも暗くてどこまでも続くようなブラックホールみたいな不安感を誘ってくる。鎧は体全体を覆っていて所々ゴツくなっていた。


「再び勇者と対峙するのは実に何百年ぶりか…しかし残念だったな、ここには参連星も居る。お前等に勝つすべはないぞ。」


 魔王に気を取られていたが参連星の2体も凄まじいオーラを放っていた。ユウキは先手必勝として【勇者ノ軌跡・天空破斬】を魔王めがけて放った。

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